さよならレストインピース

だいたいジャニーズWESTのこと

放課後に補習を受けさせたいジャニーズ5選

アテンション!!!!以下、村焼きとかドライヤーとかなんやかんやにただ乗っかっただけの記事だよ!!!!!!

 

自分が高校教師だと仮定して、放課後の教室に呼び出し補習を受けさせたいジャニーズという己の性癖まるだしのランキングを独断と偏見のみで考えてみました。自分がクラスメートというわけでなく、教師という目線でしか想像が出来ない悲しさには気づかないフリをします。で、頑張ったけど5人が限界でした。そんないっぺんに補習でけへんわ、なら全員一緒に受けさすわ。

 

 

第5位 平野紫燿くん

強敵です。指導的な意味で。言ってることが伝わらないし、彼が何を言っているのかわからない。約束の時間にはきちんと机に教科書出して、背筋伸ばしてぴしっと座って待ってはいるけれど、まあ~~指導が進まない。「I am play tennis.って、どうしてbe動詞と一般動詞を一緒に使うの」「??びーどーしってなんですか!?」ってすーごいキラキラの純粋な目で見つめてくる。だめだこいつ。でも、彼がわかるように最初からわかりやすく説明すると、さらに目をキラッキラさせて聞いてくれるから可愛い。理解できたときは「!!!」って顔でしっぽバタバタ振って喜んでくれる。可愛い。しかし、「紫燿、それ中一で習う内容やで。」って冷静にツッコんでくる(呼んでないのに何故かいる)(しかも優雅にジャンプ読んでる)永瀬廉は帰ってよし。

 

 

第4位 阿部亮平くん

なんで???超秀才の阿部くんが平均点以下取るなんておかしい、何で????と混乱しながらとりあえず補習に呼び出します。教室へ行くともちろん彼はそこにいて、事前に渡しておいた小テストも完璧に回答している。やっぱりおかしい。「阿部くん、試験のとき体調でも悪かった?」「いいえ。」「じゃあ何で・・・」「先生と二人きりになりたかったから、って言ったら怒りますか?」 ちょっとまってちょっとまってちょっとまっ鼻血止めるからちょっと待って???????恥ずかしそうにうつむきながらそんなこと言うんじゃありませんよ??????一旦動悸息切れを落ち着かせ、一応もう一度復習をさせて、補習は滞りなく終了。今更指導することもありませんので。「わざわざ時間作っていただいてありがとうございました。先生お忙しいのに、すみません。」なんて謝ってくる。何も謝ることなんてないのに。そう言うと、彼はまた恥ずかしそうに微笑んで「・・・少しだけだったけど、先生を独り占めできて嬉しかったな。」それだけ言うと、足早に教室を出て行ってしまった。・・・ちょっとまってちょっとまってちょっとまっ(以下略

 

 

第3位 藤井流星くん

まず補習があることを忘れているので捕獲するところから始まります。上履きのかかとペタンコに踏んづけてズリズリしながらのんきに帰ろうとしている彼の首根っこを引っつかむと「あ?え?あ!!!今日!?!?」とかアホみたいなことを抜かすのでそのまま教室に連行。そもそも彼、今回の試験で「本当は平均点以上取れているのに解答欄が全部ひとつずつズレていて赤点」という天然伝説を残している。つまり、理解していないわけではない。ただただぽんこつだっただけ。だからすこぶるやる気がない。「なぁせんせー、フランスはフランス語でイタリアはイタリア語って言うのに、何で英語はアメリカ語とかイギリス語やなくて英語って言うん??」って指でペンくるくるしながら聞いてくる。しらねーよ。別にそこ気になったことねーよ。とりあえず復習させ、小テストを受けさせ(今度は解答欄ズレてなかった、よかった)補習終了。「せんせーありがとなー次の試験は油断せんようにするわー」と言いながらまた上履きズリズリしつつぽやぽや帰っていくイケメン。ていうか油断って何!!!!!試験に油断とかねえから!!!!

 

 

第2位 マリウス葉くん

そりゃあね!!!!古典なんてね!!!!わかるわけないよね!!!!ごめんね!!!!(何故か謝りたくなる)教科書に顔うずめて「むむむむ~~」って眉間に皺寄せるシュミッヒ様。ああああ申し訳ありません、そんなに困らせるなんて死んで詫びを!!!!「ねえ、○○ちゃん。これわかんなぃ…」って泣きそうなか細い声で呟くから、こっちまで泣きそうになる。ちなみに帰国子女だからかはわからないけれどシュミッヒ様は教師でもちゃん付けで呼ぶ。彼だから許されている。「何で昔のことばを勉強しなきゃなのかなあ?ボクは今のことばも勉強中なのに…」って終始シュンとして悲しそう。「でも、昔の言葉があって今の言葉があるから、今の言葉の基礎だから、もしかしたらもっともっと今の言葉も深く理解できるかもよ?」そう言うと彼はそっと顔を上げてパァッと笑顔になる。ついでに世界も明るくなる。天使かな?神様かな???どっちでもいいけど眩しくて目が潰れそうです。。。「○○ちゃんありがとう!ボク頑張るね!!」その笑顔は思わず合掌して拝みたくなるやつです、ありがとうございます。そんなふたりっきりの補習の様子を藤ヶ谷先生が廊下からジッと覗いていたりする。嫉妬かよ!!!怖いわ!!!!!

 

 

 

第1位 小瀧望くん

はいそうです、自担です、出来レースです。(断言)

教室に先についたのは私、5分後にふらっと現れる彼。「あ、先生ごめんな?待った?」とまるでデートの待ち合わせしていた彼氏のような台詞で登場。「小瀧くん、現在完了進行形が苦手みたいだから、そこをもう一回おさらいします」「ハーーイ先生!!!お願いします!!!」声がデカイ!!! 板書しながら説明し、ふと彼のほうを振り向くと、教科書は一切見ずにこちらを見ながらニコニコしている。無駄に長い足もプランプランさせている。「先生ってさ、まだ独身なん?」おい傷をえぐるな????「今それ関係ないでしょ?」「関係あるてー、みんなの前ではこんなん聞けへんやん」「みんなの前じゃなくても聞かないで」「もったいないなー、先生可愛いのに。」その言葉にスコーンと手から落ちるチョーク。言われ慣れていない単語には急激に緊張する。「も、もうこの話終わり!続きしますよ。」「あ、もうええよ。そこ本当はわかってるから」「はッ!?」いつのまにやら彼が目の前に立っていて(背もデカイな!!!)突然ズイッと差し出される小テスト、しかも自己採点済み、しかも満点。「・・・!?」「せんせーってさ、放課後は髪の毛おろしてんねや。」耳元で囁かれ、そのままサラリと髪に指を通される。ガチンガチンに固まったまま動けない、情けない。「俺のために時間作ってくれてありがとうね、嬉しかった。また明日。」そのまま、夏の日の風のようにフワリと颯爽に教室から出て行ってしまった。・・・・・あ、あ、あ、あのスケコマシ野郎!!!!!!!(鼻血)

 

 

 

 

以上です。己の性癖をさらけ出しただけでした、本当に申し訳ない。終わります!!!

1ミクロンも真面目ではない舞台「MORSE」感想

※以下、ふざけた感想しか言ってません。あの世界観を大切にしたい方はお願いですから閲覧しないでください。そして叩かないでください。

 

 

 

 

 

舞台「MORSE」大千秋楽から早一週間。

3日ほど続いたモールスロスもひと段落したかなというところ。時間を置いてみて、改めてあの舞台を反芻してみたらば「ちょっと待てよ」と。「あれ?」と。

あの舞台、とんでもないこといっぱいしてんな?と。

思わず文字サイズ変えてしまうほど、よくよく考えたらとんでもないんです。正直、MORSE期間中は、舞台に立つ小瀧くんを小瀧くんだと認識できていませんでした。あの子はオスカーという12歳の少年で、大阪出身の19歳の男の子だとは思えなかった。それほど彼の演技とあの世界観に引き込まれていたということなので、それはきっととても良いことなのだと思います。だからこそ、オスカーという少年にもう会えないことがつらくて。一人の人間が、オスカーという一生懸命に一ヶ月間を生き抜いた少年がもういなくなってしまうということが悲しくて悲しくてたまらなかった。

話を戻します。

大千秋楽を迎えたあの舞台を改めて思い返し、やっと、あれは自担である小瀧望くんがやってのけた偉業なのだなぁと思えるようになりました。

・・・そうか。うん。あれ小瀧くんだったんだなぁ。

 

パンイチでアクリルの箱に入れられ客席に向かって「豚野郎」と罵声を浴びせていたのも、

前髪をひっ掴まれロッカーに叩きつけられ悲しそうな顔で豚の鳴き真似してたのも、

そのあとズボンを脱がされ、お尻を思いっきり叩かれていたのも、

小便を吸い込んだ砂場の砂を無理やり食べさせられていたのも、

食べさせられながら「ごめんなさい!ごめんなさい!」と泣き叫んでいたのも、

大女優に背後から抱きしめられキスをされていたのも、

女性の首筋の匂いをくんくんと嗅いでいたのも、

セクシーなランジェリーの大女優と添い寝していたのも、

体操服を着てツルツルすべすべな太ももを露わにしていたのも、

女の子みたいに裸体にバスタオル巻きつけていたのも、

性的な言葉を投げかけられていたのも、

裸の女性の背中を指でなぞっていたのも、

その女性と同じベッドに入っていたのも、

ガクガクと震え、怯え、涙をボロボロ流し、膝から崩れ落ちていたのも、

頭を押さえつけれ無理やりプールに沈められていたのも、

 

あれ全部小瀧くんだったんだなぁ。

 

・・・・え、性的すぎでは?????

 

これほどまでに自担に対して性的フェティシズムを感じられる舞台があっていいのですか。しかも初主演舞台。そして自担は未成年。いいの?捕まらない?これ合法なの?お縄頂戴しなくていい?これ実は上野オークラ劇場とかで上演すべきやつでは?(よい子は絶対に検索しないでネ!)と思うくらいのフェティシズムフルコース。前菜からデザートまで完璧な流れ。シェフを呼んでいただけるかしら?と劇場スタッフにニッコリ笑いかけるレベル。

個人的にイケメンがわんわん泣いている姿が大好きなのですが(もう危ない)、自担様がボロボロこぼれ落ちる涙を拭うことなく、顔を歪ませて、声を上げながら泣き崩れる姿というのが、もうたまらなくてたまらなくて、それを実際に見ているときは感情移入しまくってるから一緒に悲しい気持ちになって泣いてしまうんですが、あとから思い出すと何かもう体内に秘めていた性的フェティシズムのマグマが萌えのビッグバンを巻き起こすのです。

そもそも、小瀧望くんなんて人類カーストのほぼ最上階級に属しているような人間なのに、下界の人間を見下しながら生きていていい人間なのに、その小瀧くんが「豚」や「クズ」と言われ、蔑まれ、痛めつけられ、それにぐっと耐えているなんて。そんな光景が目の前で繰り広げられているなんて。興奮要素以外の何だと言うのだ。

性的な自担サイコーーーーーー!!!!!!!!!!(大の字)

きっとこんな自担の姿を見れることなんてもう無いんじゃなかろうか。と思うのです。デビュー2年目の秋冬。10代最後の年。こんなに、こんなに、演じ甲斐のある難しい役柄を、そしてそれを見ているちょっと汚れつちまつた大人たちが頭を抱えるようなシーンの数々を、小瀧望くんに与えてくれたすべての万物に感謝します。

もし万が一、私が小瀧くん担当ではなく、他のジャニーズWESTメンバーの誰かの担当だったと仮定して、その目線でこの舞台の内容を知ったとしたら、死ぬほど羨ましいなと思うのです。だって、自担が、暴力を振るわれ、裸になり、泣き、わめくなんて、こんなことあります?絶対に見たいじゃないですか!そんな自担見たいに決まってるじゃないですか!それが現実に起こったんですよ!タレント本人からしてもこんな役柄が来るなんてそうそうないことかと思います。本当に、本当に、この試練を与えてもらえてよかった。

ともかく、こんな素敵な舞台の主演を背負わせてもらった小瀧くんはきっと幸せ者だし、それを見守れた我々ファンも幸せ者だなあと思うのです。

 

……最後に、言い訳をさせてください。

今吐き出した感想、決して上演中に思っていたわけではないです!!!!!上演中、何ならMORSEが行われていた1ヶ月間、こんなこと考えたことなかったんです!!!!終わってしまってから、改めて反芻して、ふつふつと湧き上がってきたドロドロのダークマターだということだけご理解ください。こんな私でも、ちゃーんと純粋な気持ちでMORSEと向き合っていたんですから!信じてー!(;;)

 

ということで、小瀧座長、本当に1ヶ月間お疲れ様でした。小瀧くんの仕事が認められ、また素敵なオファーが来ることを信じて待っています。

また、新しい小瀧くんを見せて欲しいです。楽しみにしています。

 

 

思っていることの3分の1くらいしか吐き出せてないので誰か私とお酒飲みながらMORSE語り合ってください。

 

中間淳太ソロ曲「TAMER」の歌詞を和訳しただけ

どうもこんばんは、皆様もすっかりTAMER様の虜ですか?気づけばTAMER様の檻の中にいましたか?安心してください、私もです。

ということで中間淳太作詞の最新ソロ曲「TAMER」の辛抱たまらんほどに最高な歌詞を勝手に和訳していきます。(好きなように言い回しを変えてます、あしからず。)

 

 

燃えるFire ring (炎の輪) 唸る Something roars (誰かの咆哮)

The beast looks crazy in my amazing show

(猛獣は、ボクの素敵なショーでオカシクなってるみたいだ)

早くおいでGirl ここはWonderland

Now forget all and let me drive your mind, babe

(さぁ、全てを忘れて、キミの心を操らせてよ かわいこちゃん)

甘くOpen your heart(心を開いて) 徐々にLose control(コントロールできなくなるでしょ)

とまらないHeartbeat(鼓動) まだ欲しいの?NO...(ダメだよ…)

You'd better to start running(そろそろ逃げ出したほうがいいんじゃない?)

Cuz I (だってボクは)このままじゃ心からキミをKill(殺しちゃうよ?)

 

Hey bro, time to hunt! (さあさあ、狩りの時間だ!)

またひとりCame up to our show tonight (今夜もボクらのショーにやって来たよ)

狙え 全て捕らえろ 出来た子には褒美をGive ya!!(あげよう)

Hey girl, time to fall!(お嬢さん、堕ちる時間だよ!)

抜け出せぬ檻の中へTonight

Don't be scared, Come here...(怖がらないで こっちへおいでよ)

Cuz I'm your TAMER (ボクはキミの調教師なんだから)

 

照らすHot spot lights(熱いスポットライト) 踊るClouds of dust(砂ぼこり)

The audience looks crazy in my amazing show

(観客も、ボクの素敵なショーでオカシクなってるようだね)

 

魅了するMy beasts(ボクの獣たち) 弄ぶYellow whip(黄色の鞭)

Don't forget, I run a tight ship, so beware good girl

(忘れないで、ボクの躾は厳しいよ?気をつけてね、いい子ちゃん。)

 

甘くOpen your heart(心を開いて) 徐々にLose control(コントロールできなくなるでしょ)

とまらないHeartbeat(鼓動) まだ欲しいの?NO...(ダメだよ…)

You'd better to start running(そろそろ逃げ出したほうがいいんじゃない?)

Cuz You (だってキミは)このままじゃ心までボクのSlave(奴隷だよ?)

 

Hey bro, time to hunt! (さあさあ、狩りの時間だ!)

またひとりCame up to our show tonight (今夜もボクらのショーにやって来たよ)

掴め 二度と離すな 出来た子には褒美をGive ya!!(あげよう)

Hey girl, time to fall!(お嬢さん、堕ちる時間だよ!)

ボクの支配する檻へTonight

Don't you know? You're mine...(知らないの?キミはボクのものだ)

Can't escape (逃げるなんて出来ないから。)

 

Say your prayers!!(祈りを捧げろ!)

 

(中略)

 

底なしの闇へ

I'm gonna take it all into my world tonight

(今夜、ボクの世界へ 全部全部 連れてってあげる)

 

Hey bro, time to hunt! (さあさあ、狩りの時間だ!)

またひとりCame up to our show tonight (今夜もボクらのショーにやって来たね)

狙え 全て捕らえろ 出来た子には褒美をGive ya!!(あげよう)

Hey girl, time to fall!(お嬢さん、堕ちる時間だよ!)

抜け出せぬ檻の中へTonight

Don't be scared, Come here...(怖がらないで こっちへおいでよ)

Cuz I'm your TAMER (ボクはキミの調教師なんだから)

 

Don't you know? You're mine...(知らないの?キミはボクのものだよ)

Can't escape (逃げるなんて出来ないから。)

 

TAMER

 

 

 

TAMER様から逃げるなんて!!!そんなことあるわけ!!!!お仕置きも、ご褒美も、よだれ垂らしてお待ちしております!!!!!さあ!!!!皆の衆!!!!

TAMER様に祈りを捧げろ!!!!!!!(鼻血)

 

強火TAMER担として生きていく人生が決まりました。ありがとうございます。

ここまで読んでくださった皆様も、ありがとうございます。

我々はいつまでもTAMER様の檻の中に。

 

 

 

徒然なるままに舞台MORSE観劇メモ

※以下、ネタバレしてます。ご注意ください。

 

 

 

東京グローブ座は私の好きな劇場のひとつです。まるでおとぎ話に出てくるようなこぢんまりとした可愛い劇場。そこで小瀧望くんの主演舞台「MORSE」が行われていました。

私は数回グローブ座にお邪魔しましたが、初回観劇時は原作も映画もネタバレも見ずに、単身乗り込みました。事前知識も、先入観もなく、彼が一生懸命こちらへ届けようとしてくれるものを、形を変えずそのまま受け取りたかった。

そこで見て、感じて、疑問に思ったことと、自己解釈を勝手に綴ろうと思います。

 

※原作を読んでおりません。的はずれな意見もあるかと思いますが、個人的な感想ですのでスルーしていただければ幸いです。

 

 

 

 

・冒頭のシーンについて

初めて観たときは度肝を抜かれた冒頭。家庭からも学校からも友人からも隔絶された少年が、その身を守るものすら何も纏わず、救いを求めてひっそりと「SOS」のモールス信号を送る。というシーン。

けれど、助けて欲しいと訴えているにもかかわらず、こちらに(外に)投げかける言葉は「何見てんだよ、豚、豚、豚野郎。」

その後、自分を呼ぶ母親の声にも答えることなく、耳を塞ぎます。

そこから出して欲しいのか、それとも敵のいないそのガラスの箱の中に閉じこもっていたいのか。開始直後1分間ほどのこのシーンで、あらゆる選択肢に苦悩している、そしてこれからさらに苦悩することになるオスカーを描いているんだなぁと解釈しました。一気に物語に引き込まれる圧巻のオープニングです。

 

 

・オスカーの純粋さ

オスカーはひたすらに純粋です。普通だったら疑問に持つ事柄に対して、何の疑問も持たずに納得して受け入れてしまう。

「寒くないの?」「寒いってどんな感じか忘れたんだと思う。」「ふーん。」

「私が女の子じゃなくても好きでいてくれる?」「うん、好きなんじゃないかな。」

「子供でも大人でも、男でも女でもない、何者でもない。」「そっか。」

この会話だけ見ると、オスカーはちょっとお馬鹿なんじゃないかと思うほど、全部納得しちゃいます。でもそれはエリに関することだけ。

母親に対して、「ママは正しいことを教えてくれない」とはっきり言い放ちます。母親の言うことは正しくないと理解している。彼にとって何が正しいのか、何が間違っているのか、ちゃんと彼の中に線引きがあるようです。エリの言うことは「正」で、ママの言うことは「誤」、なのかな。そう思うと、このお話の邦題「LET THE RIGHT ONE IN」にもつながってくる。「正しいものを迎え入れる」。「入っていいよ」とエリを迎え入れるオスカー。だって、エリは「正しいもの」だから。

 

 

・「バイバイ」

オスカーにとって「バイバイ」という挨拶は特別なのかなぁと思わずにいられません。エリに言われた「バイバイ」も、噛み締めるように受け止め、そして嬉しそうに「バイバイ」と返す。ミッケと二人で話したあとも、「バイバイ」と言われて、嬉しそうに「バイバイ」と呟く。「バイバイ」は別れの言葉だけれど、「また明日」のニュアンスが含まれているから嬉しいのかな?友達の証みたいなものだと思っているのかなあと勝手に思っています。

 

 

・オスカーは匂いに敏感?

オスカーはやたらと匂いの表現が細かいです。「昔飼ってた犬のブルーノの毛が濡れたときみたいな匂い」「怪我して巻いた包帯が膿でぐっちゃぐちゃになったみたいな匂い」。12歳の少年にしては表現が豊か。「なんかくさい!」でいいだろうに。そしてオスカーはよく匂いを嗅ぎます。お菓子もくんくん。ママが出してくれた料理もくんくん。ラストシーンの服を着せてもらったあとも、その服をくんくん。ネットで調べた情報に過ぎませんが、匂いに敏感な人というのは情動感受性が高く、ストレスを感じやすいらしいです。感受性が豊かで、薄いガラスのように脆く儚いオスカーを思うと、納得してしまいました。

ところで、あの服は誰のものなんでしょうか。ホーカンのかと思ったりしたけれど、オスカーとホーカンはほとんど交わらないので、匂いを嗅いで何かを感じるというあの演技はしっくりこない。ただ単に、男の人の匂いがしたから「ん?」って顔をしてるだけなのかなぁ。

 

 

 

・母親とのラストシーン

母親との最後の会話をするシーン。いろんな意味が含まれていそうで、それが何なのかイマイチ見えてこない難しいシーンです。(私の理解力がないだけですが…)

このシーンを通して、オスカーが大人になろうとしてることを示唆しているのかなぁと思ったりもしました。オスカーはここで、母親にいくつかの質問をします。「パパとママはどこで出会ったの?」「初めてキスした場所は?」、それに対し母親は何だか恥ずかしそうに笑いながら答えます。ところが次の質問「上手くいかないかもと思ったのはいつ?」これに対して母親の顔色は急激に曇ります。手も震えだし、ただならぬ空気。そして一言「覚えてないよ。オスカー。」

オスカーはすぐに自分の質問がよくなかったと察します。なので話題を変える。12歳の少年が母親の精神的な異変に即座に気づき、気を逸らそうとします。

その後、母親から「パパと住むのかママと住むのか、好きな方を選べばいい」と言われ、「どちらとも住まないよ。」と答えます。繰り返しますが、12歳の少年です。どちらとも住まないという選択肢はないと母親から一蹴されますが、オスカーの目には迷いはない。完全に母親との決別を覚悟しているように見えます。

オスカーは「あんたの好物」だと言われて差し出された料理を食べません。テーブルに置かれた料理を見て、すぐに怪訝な顔をするのです。恐らくですが、その料理はオスカーの好物ではない。アルコール中毒で、精神的にも不安定な母親はもう彼の好物も覚えてないのでしょう。だけどオスカーは「これ僕の好物じゃないよ」とは言いません。「これ僕の好物だったっけ。もうよく覚えてないや。」母親が忘れたのではなく、自分が忘れたのだと言うのです。母親を否定するようなことは言いませんでした。

ちなみにこのシーンの前の母親との二人のシーンでは、オスカーは母親に「クソ女」と吐き捨てています。でもきっとあれは本心じゃない。本当はオスカーも母親を傷つけるようなことは言いたくないはずです。だから最後は、傷つけるようなことは言わなかった。

いつのまにか寝てしまった母親に気づき、オスカーはそっと毛布をかけ、手を握り、頭を撫でます。自分がされたことを同じように母親にしているんです。大人と同じことをするオスカー。大人になりたい、母親という檻から抜け出して自由になりたい。

このシーンでは終始、時計の秒針の音が鳴っています。「時間が進んでいる」という描写が色濃くされている。時間が進むにつれ、オスカーがどんどん大人になっていく。そんな意味で捉えました。何となく物悲しく、心臓をえぐられるシーンです。個人的にとても好きなシーンでもあります。

 

 

・なぜミッケにナイフを渡したのか

オスカーはなぜミッケにナイフを渡してしまったんでしょう。元は親友だったとはいえ、今はヨンニとともに自分をいじめてくる存在なのに。ナイフを渡してしまうシーンの直前、エリとの別れのシーンがあります。母親との別れ、エリとの別れを経て、もう何も残っていないオスカーのところへミッケがやってきます。ミッケは本当はオスカーと仲良しに戻りたい。だから、ここで親しく話すことにミッケ自身も何の企みもなく、純粋な気持ちだったと思います。オスカーもついつい嬉しくなっちゃったんでしょう。それまで、自分を守るために肌身離さず持っていたナイフをミッケに渡してしまいます。「もうこれは必要ない」という意思で、親友に手渡したのかなぁと思います。トレーニングに何故出てこないのかというミッケの問いに、「自分はもう、充分鍛えられたのであります!」と答えるところを見ても、もう自分は今までとは違う、強くなったと自負していたんでしょう。だけど、結局そのナイフはオスカー自身に向けられることになる。母親も、エリも失ったあとに、とどめのように親友からも裏切られる。何故ここまでオスカーは苦しめられないといけないのか、と、プールのシーンでは見てるこちらが息ができなくなるほど、くるしくてくるしくて、悲しかったです。

 

 

・「良い旅を」

家も、学校での居場所も失い、自分に唯一優しくしてくれていたお菓子やさんという居場所も自ら失ったオスカー。ホーカンという生きる術を失ったエリ。何もかもを失くした二人が電車で旅に出る。そこへ車掌さんが一言「良い旅を。」

二人の旅の行く末が如何なるものなのか、私にはわかりません。ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、誰にもわかりません。だけど、二人がずっとずっと二人で静かにモールス信号を送り合い、慈しみ合い、笑い合うことを願わずにはいられない。

二人の未来へ向けるはなむけの言葉「良い旅を。」

それに笑顔で答えるオスカーの「ありがとうございます。」

最高の、最後の台詞だと思います。

眩しい光の先を、真っ直ぐに見据えるオスカーの瞳。このラストシーン、涙が溢れてもうどうしようもない。どうか、どうか、これからの二人に幸多からんことを。

 

 

 

 

・「ぼくのともだちになってくれない?」

この舞台の制作が発表され、公式サイトが出来たときから、そこにポツンと書かれていた言葉「ぼくのともだちになってくれない?」

この台詞、実際の舞台では一度も出てきません。それどころか、エリとの出会いのシーンでは「あなたとは友達になれない」「僕が君と友達になりたがってると思ったの?バカだね」なんて会話が行われます。真逆じゃないか。どういうことだ。

うん、きっと、あれはオスカーの本心なんだろう。きっとオスカーはエリと出会ったときから、そう思ってたんだろう。

オスカーは、決してエリ本人にも言わなかった本心を、誰よりも先にわたしたちに聞かせてくれたんだなぁ。そう思うと、オスカーが愛しくて愛しくて、たまらなくなるのです。

 

 

 

東京グローブ座での公演は本日12月6日で千秋楽を迎えました。本当に本当に、あの会場だからこそ、あのMORSEという世界は生まれたんだと思う。

大阪でもきっと、また違う素敵な世界を生み出してくれると思います。ひとまず、東京公演、本当にお疲れ様でした。

さようなら、グローブ座のオスカー。大好きでした。

シアターBRAVA!のオスカーもきっと大好き。早く会いたいです。

 

 

 

 

「同い年」という目線から見る中間淳太28歳

中間淳太くん、28歳のお誕生日おめでとうございます。

私は28歳です。淳太くんと同い年です。世間的に見れば「立派な大人」である年齢です。会社員ならば、ある程度の役職に就いているかもしれない。結婚して、子供がいるかもしれない。海外に住んでいるかもしれない。同級生の友人は、自分の店をオープンするという夢をついに叶えたりもしています。どんな道に進もうと、社会に出てある程度の経験を積んできた頃合です。

私も例外ではありません。今の会社に就職して6年目。現在の役職は「主任」。仕事は、順調ではないときももちろんありますが、なんとかここまでやってきました。後輩に仕事を教えるなんてこともやっと出来るようになったし、お給料も毎月きちんといただいてます。毎日同じ場所へ、同じルートで通勤し、そして帰ってビールを一本飲む。これも一つの幸せなのかな、と思います。

 

中間淳太くんへ話を戻します。彼は私と同い年ですが、私とまったく違う世界の仕事をしています。そして、一般的な「社会人」と比べ、その仕事は極めて特殊です。

彼は優秀です。何も知らない私が言うべきではないかもしれませんが、何も知らない私ですらわかるほどに彼は優秀です。頭がいい。勉強が出来るという意味でも、それ以外の意味でも。

そして、彼は裕福です。裕福な家庭に生まれました。お爺さまが社長さんだという話を聞きましたが、誤った情報ならごめんなさい。ともかく、きっと何不自由ない環境で、大事に愛されて育ってきたのだと思います。

つまり彼は、「何不自由ない」「安定した」進路を、自ら選択することだって出来たのです。

何よりも彼は大学に通っていました。きっと周りの友人たちは順調に就職活動を進めていたでしょう。どんどん前へ進んでいく友人たちを見て、彼は焦ったかもしれません。悩んだかもしれません。

それでも彼は、自らの意志で、「不安定な」「先の見えない」道を選んだ。

辞めようと思えば辞めれたはずです。辞めてもきっと彼には生きる道がきちんと用意されていたはず。それでも辞めなかった。「一般的」という敷かれたレールに背を向け、己の力で道を切り開いた。現状に甘えず、誰にも頼らず、自分で進むべき未来を選んだ。

 

そんな彼の姿が、「一般的」なレールの上を何の疑問も持たずに走ってきた私には、目が潰れそうなほどに眩しいのです。同じ28年という月日を歩んできたとは思えないほど、彼の人生の密度は格段に濃い。私の人生が乏しいとは思いません。これもこれで私の人生です。けれど、私が出来なかった選択を、私が出来なかった覚悟を、私が味わわなかった挫折を、彼が全部やってのけてしまったものだから、何だかポカンと口を開けて、彼を羨望のまなざしで見ている私がいるのです。

ただ、ただ、彼を「かっこいい」と思う。

安全な道を「選ばない」という選択は、決して容易ではありません。どうしたって人間ですから、甘えたくなります。楽をしたくなります。けれど彼はそれを一切許さなかった。ゴールがあるかすらわからない道をがむしゃらに進んだ。だからこそ、彼には最高の仲間と最高のゴールテープが待っていたんだと思います。

もちろん、それで終わりじゃない。きっとこれからたくさんのゴールテープを切ることになるはず。それの一つ目を切ったところなのです。

 

そんな最高にかっこいい彼と、彼の最高の仲間たちを応援できることが嬉しくて。

これからもたくさんの素敵な景色を見せてくれることが嬉しくて。

ジャニーズWESTは俺が必ず国民的なスターグループへと導きます。」なんていう大々的な宣言の行方を見守れることが嬉しくて。

 

同じ長さの人生を歩んできた人間として、彼に恥じないよう、私は私の人生をひとつずつ選択していこうと決めたのです。

平凡な28歳から、最高にかっこいい28歳へ。

お誕生日おめでとう。

そして、夢を諦めないでくれて、ありがとう。

 

 

 2015年10月21日

何故ニシハタは死ななければならなかったか。~2015年夏松竹座「少年たち」

先に言っておきますが、タイトルにある問いに答えはありません。むしろ答えを教えて欲しい。

今年の夏の松竹座、わたしは有難いことに3公演を観劇させていただきました。見れば見るほどにはまっていき、また見たい!と思わずにはいられないほど。

今の関西Jr.が全力で取り組み、全力でぶつかった、とても素敵な作品でした。

 

誰々がかっこよかった!とか、あそこのシーンが好き!とかもあーだこーだ言いたいのですが、わたしが一番印象的だったのが「過去の少年たちからの変化」

正直、ストーリーとしては過去の少年たちよりも遥かに残酷で、遥かに悲しいものでした。

 

※以下、勝手な感想を綴っていきますが、私は「2010少年たち~格子なき牢獄~」と「2012少年たち~Jail in the sky~」のDVDしか見ておらず、それ以外の少年たちを知りません。ほとんどストーリーに変化はなかったものと仮定して話しています。的はずれなことを言っているかもしれません。個人的な勝手な感想ですので、ご了承いただければ幸いです。

 

 

今回の「少年たち」には、過去の「少年たち」から大きく変化した部分が2つありました。

まず一つ目は、定番のライバル関係となる二人が血縁者である点。

そして二つ目、脱獄の際に命を落とすのが「塀の外に待っている人がいる」人物である点。

これらが今回の少年たちの「残酷さ」の根源だと思います。

一つ目の点。赤チームのリーダー・ニシハタはこれまでのリーダーを違い、真面目で心優しい模範囚。囚人服もアレンジして着たりせず、首元まできっちりボタンを閉めているような少年です。対する青チームのリーダー・ムカイはヒヤリと冷たい目を持つ、何もかもを諦めたような、だけど心の内に燃える何かを抱えているような少年。この二人は実の兄弟です。親が離婚しており、ムカイは母に、ニシハタは父についていったため名前が違います。ムカイはニシハタを憎んでいました。自分と母親を捨てたと思っていることに加え、自分の罪を警察に通報したのは他でもない血縁者のニシハタだったから。そのせいで母親は泣きながら死んでいったと主張します。しかし、それはムカイのことを思ってのこと。荒れていたムカイが、少しは冷静になってくれると信じての行動でした。すれ違う二人。その二人が歌う「Rival」。過去の少年たちで「Rival」を歌ってきた二人の間に、これほどまで明確な、そして底の深い蟠りがあったでしょうか。ムカイの台詞に「これほど血の繋がりを憎んだことはない」というものがありました。(正確には少し違うかもしれません…)そこに「血縁」という決して切れることのない鎖があったことで、今回の「Rival」には悲しさ、もどかしさ、憎しみ…様々な感情が入り乱れ、見ていてとても辛かったのを覚えています。

 

 

二つ目の点。少年たちでは必ず脱獄の際に囚人の一人が命を落としてしまいます。今回、その運命を背負ったのがニシハタでした。胸がえぐられるほど辛いストーリーでした。ここで、ニシハタが歩んできた道程をまとめてみます。

 

 ・両親が離婚。一家離散状態に。

・父親は借金を抱え、自分と弟に暴力を振るうようになり、自暴自棄の末に自殺

・母親は病死

・実の兄弟(ムカイ)は犯罪を犯し、自分が通報したことで少年院へ。そして憎まれるようになる。

・自分は、弟に手を出した借金取りに殴りかかり少年院へ。

 ・施設にいる弟に早く会いにいくため模範囚となる。早期の刑期満了を言い渡されていたが、それは嘘で、看守長は出すつもりはない(看守たちの会話より。事実なのかは不明)

・弟に会うために、そしてムカイとまたやり直すために、脱獄を決意。その途中で看守長により射殺される。

 

 これからというときに、これから新たな人生を歩みだそうと希望に満ちていたときに、ニシハタは殺された。

これまでの少年たちで最後に命を落としてきたのは、ご存知のとおり、今回のオオニシの役です。生まれながらにして孤独。塀の中で初めての友達が出来て、ここが好きだ、ずっとここに居たいと言う役柄。だから、これまでの「彼ら」は皆幸せそうな顔をして死んでいきました。

しかしニシハタはどうでしょう。誰よりも、塀の外へ出ることを望んでいました。塀の外に待っている人がいました。適切な表現かどうかわかりませんが、「よりによって」ニシハタが死ぬことになるなんて。何で。何で。と、悔しさで涙が止まりませんでした。

今回も、死んだニシハタに向けて「何でそんな幸せそうな顔してんねんニシハタ!」という台詞がありましたが、私は「ニシハタが幸せなわけないじゃないか…」なんて思ってしまい、あまりの残酷さにやりきれない思いでいっぱいでした。

志半ばで命を落としたニシハタにとって唯一の救いは、ムカイが改心してくれたこと。ニシハタの代わりに、自分が弟を守ると言ってくれたこと。ムカイはニシハタをずっと憎んでいましたが、それでもニシハタはムカイを信じ続けました。それが報われたことで、私のズタズタの心も、やっと少し救われた気がしました。ニシハタの亡骸を抱きしめていたムカイがスッと立ち上がり、目の前を見据えて「弟には俺がいる」とまっすぐ言い放った姿を見て、「俺がいなくても大丈夫だ」とニシハタも安心したんじゃないかな、と思います。

 

きっと神様が、「もう休みなさい」と言ったんだろうな。

少しだけ間違いを犯してしまったけれど、誰よりも正しく、誰よりもまっすぐであろうと必死にもがいてきた彼に、「もう頑張らなくていいよ」「ゆっくりおやすみ」と神様が言ってくれたんだろうな。

3回目の観劇でそう思えるようになり、やっと私の「何で。何で。」はスゥッと松竹座の椅子の背もたれあたりに溶け出していきました。

 

 また、ニシハタの死後、刑期が満了しても、オオニシが塀の中に残ることを決めたのは、本人の言うとおり「ここが好きだから」「ニシハタのそばにいてやりたいから」というのももちろんあると思います。だけど、もうひとつ。「償い」の意味も含まれているように思えてなりません。ニシハタが死んだとき、オオニシは「俺のせいで」と泣き叫びました。オオニシは自分のせいでニシハタは死んだと思っている。つまり、「ニシハタを殺した罪」で、さらなる刑期を自らに課したのではないかと、思わずにはいられません。オオニシがあそこを出て行くのはいつになるのか。1年後なのか、10年後なのか。もしくは終身刑なのか。それがオオニシにとっての幸せなのであれば、それも一つの「人の道」なのかもしれません。

 

 

 パンフレットで康二くんが「過去の『少年たち』と比べず、前回は前回、今回は新しい芝居として見ていただきたい」と言っていました。過去と比べて、どっちの方が良いだとか比較したいのではありません。過去があったからこそ、今があるのですから。過去は過去。今は今。それぞれ、その時の演者が全力でぶつかった最高の作品です。「過去」から「今」への流れの中で変化した点がわたしにとって特筆すべき事項でしたので、好き勝手に感想を拙い文章にぶつけさせていただきました。乱筆にて失礼いたしました。

 

 まさに、胸がえぐられるような舞台でした。しかし、関西Jr.皆がこの夏のすべてを費やし、全身全霊をかけて作り上げた本当に本当に素晴らしい作品でした。

泣いたあとに、気分を一気に最高潮まで上げてくれるショータイムも最高に楽しかった。

2015年の夏が、これからも関西Jr.にとっての大きな糧となりますよう祈らずにはいられません。

成長し続ける少年たちの姿は何よりも眩しく、美しい。

 

千秋楽、おめでとうございます。お疲れ様でした!

 

 

 

にわかGLAYファンが選ぶジャニーズWESTに歌ってほしいGLAY楽曲

私と同じ年代で小中学校時代にGLAYを通ってこなかった人はいないと思う。GLAYは青春であり、希望であり、生き方の教科書だった。あの頃、GLAYが僕らの歩むべき道を照らしてくれていたのだ。

まあ、にわかだったけどな!

ということで、シリーズ第三弾です。大好きなGLAYでやらせていただきます。私個人の勝手なイメージでもって、完全な独断と偏見で選んでますので不満・苦情は心の中でこっそりお願いします・・・

 

 

重岡大毅/「May Fair」

個人的にGLAY楽曲の中で一番好きな曲です。私は上京ソングだと思っています。これは絶対に誰かに歌ってほしいと思ってるんですが、誰に歌ってもらうのがいいか考えた結果、重岡くんの甘くて優しい声が一番ハマるような気がしました。歌詞の中に「五月の風」という表現が出てくるのですが、重岡くんの歌声ってまさに「五月の風」だなぁと。爽やかで、優しくて、静かにさらりと髪を撫でていくようなイメージで、とても重岡くんっぽい。

夢を追いかけ、希望を求め、住み慣れた街を出て、新しい旅立ちを選ぶ。なんとまぁ、ジャニーズWESTにぴったりの曲ではないですか。

愛も夢も希望とやらも ポケットにつめ込んで

そして 片道のチケットを握りしめた

帰りのチケットなんかない。この道を自ら選んだからには絶対に帰らない。そんな強かな意志が重岡くんの生き方に重なります。

 

 

 

 桐山照史/「SPECIAL THANKS」「Missing You」

絞りきれず2曲です(笑)照史くんに歌ってほしい曲がありすぎるんです。それでも絞りに絞ってこの2曲。どちらも大好きな曲です。

「SPECIAL THANKS」はスローバラードで、夏の終わりと秋の訪れを感じる曲です。8月31日生まれの照史くんにぴったりでは?静かなAメロとサビの力強さのギャップ。優しいメロディーと、訴えかけるような強いメロディーという二面性も照史くんっぽいと思います。

予期せぬ出逢いを 初めての朝を 無邪気な自由を KISSのあとの笑みを

儚さで綴る 人生の至福として想う

ここの部分、照史くんの声で聴きたいなー><

 

「Missing You」はとにかく照史くんに叫び散らしてほしくて選びました。私がストレス発散したいときに必ずカラオケで歌う曲です。そりゃもうスッキリします。これを全力で歌えるのは声にどっしりとした芯があって安定してる照史くんだけな気がします。かっこいいだろうなー!><

春の恋しさよ 花の息吹よ 冬の長さが募らせて

あなたを失くした初めての雪は つらつらと慕情に落ちる

今はまだ容赦なく吹きすさぶ風に 歌う歌もかき消されて

照史くんとカラオケに行ったら歌ってほしい曲ナンバー1です!

 

 

 

中間淳太/「都忘れ」

歌詞が、淳太くんなんですよ。元は恋愛の曲ですが、どうしても、デビュー出来ないことへの焦りとか、デビューが決まったことへの覚悟とか、そういう淳太くんが経験してきた葛藤と重なるんです。歌詞の中の「二人」というのもB.A.Dのことに思えて仕方ない。デビュー前の2013年頃の淳太くんを思い浮かべながら聴くと、涙が出てくるんです。これは淳太くんに歌ってもらうほかない!

もう二人はお互いの過去に戻れない

君がつぶやいて歩いた帰り道

ねぇ このまま世界の果てまで行けるかな?

不意に傷つけた人達を思った

レッスン帰りに照史くんと「ここまで来たらもう引き返せへん」「俺らほんまにデビューできるんかな…?」なんて会話をしてるB.A.Dを想像してしまいます。「傷つけた人達」は辞めていった仲間かな…と。傷つけたわけではないですけどね…淳太くんなら多少なりとも責任とか感じてそうな気がして><。

Ah この世はまるで意思のある生き物のように

満たされぬ運命を呪うよ

Ah 時代が僕らの背中を押したことさえも

シナリオの一部だと笑った

2013年~2014年あたりを思い出して勝手に涙が出てきてしまいます…;;

 

 

神山智洋/「恋」

 尾崎豊槇原敬之も、神ちゃんに歌ってほしい曲が真っ先に決まったのですが、GLAYに関しては神ちゃんが最後まで決められませんでした。なぜだろう?思い悩んだ末にTwitterのほうでもちょっとアンケートみたいなの求めたりしちゃいまして。なるほど!という意見もいろいろいただいて、参考にさせていただきましたが、自分的に一番ピンッときたこの曲にしました。

どうしたって、神ちゃんには恋愛バラードを歌わせたい病気なのです。

恋愛バラードとは言っても、この曲の壮大さはハンパない。「恋と愛の違いとは?」「男と女とは?」という人類にとっての最大のテーマを曲として扱えるのはTAKUROしかいない。これはもう、激重恋愛プロフェッサー神山智洋に歌ってもらわなくては!

咲いて散る花 優しさは恋

無償の想い 明日なき二人

出逢い とまどい 傷つけては恋

治しては愛 答えなき問い

ぜひ神山氏にピアノを練習していただいて、弾き語りしていただきたい;;;泣き崩れる;;;

 

 

 

藤井流星/「口唇」

 めっちゃ似合いません????(安直)

藤井くんは絶対にバラードよりもロック寄りのほうが似合います!ちょっと革ジャンとか着ちゃってスタンドマイク抱きかかえて斜めに倒しながら歌ってほしい。めちゃくちゃ売れた曲なので当時はテレビから聞こえてくると「またこれか」なんて思ってしまって真剣に聞いていなかったような気がするのですが(そもそも当時小学生だったしw)、改めて聴くとすっごくかっこいい曲です。あの頃から聴いていない方は、騙されたと思って、もう一度聴いて欲しい。そして藤井流星が歌ってる光景を想像して欲しい。死ぬほど似合います!!!!

愛遠き世界にひるがえす 純情にも似た欲望よ

銀色の月に照らされた オマエのEYEが怖いほど…

俺を悩ませる 惑わせる 壊してく

個人的に好きなこの部分は特にかっこいいはずだ;;

 

 

 

濱田崇裕/「春を愛する人」

一番最初に決まったのはこれです。もうこれしかない。この親和性はヤバイ。何かとんでもない化学反応が起こって学会に発表できるレベルの成果を得られる気がしてならない。やっぱりSTAP細胞ありました!てなるかもしれない。(ならない)

キーが高い曲なので難しいかな?とも思いましたが、「迷宮SUMMER」でのあのフェイクを聴いて絶対に大丈夫だ!と確信しました。濱田くんの歌い手としての信頼うなぎ登り;;;

一緒に生きていくことは たやすくないとわかってる

安物の「永遠」なんて そこら中に溢れてる

ごらんよ 僕らの掌 わずかな時間しかないさ

だから体中で愛を伝えたくて 生き急いでいる ねぇ そうだろう?

私ごときが曲を紹介するのも憚られるほどの名曲なので、とりあえず「聴いてください」としか言えません。さあどうぞYou Tubeへいってらっしゃい!

 

 

小瀧望/「疾走れ!ミライ」

茫漠とした未来に向かってがむしゃらに走る10代の若者のための曲。タイトルの通り、疾走感のある爽やかな曲です。ちなみに去年発売したばかりの新曲。

大人だらけの、お金と欲にまみれた世界で、それでも自分を失わないように必死にもがいて、闘って闘って闘いながら、まっすぐ前を見据えている、子供でも大人でもない、とっても素敵な世界一のアイドル小瀧望くんのための曲だと思っています。(だいぶ贔屓目入ったけど気にしない♡)

この青空 輝く瞳 曇らせたくない 疾走れ!ミライ

そう夢だけは もう夢だけは失いたくない

 

勝ち負けの世の中で 今日も闘ってる

叶えられる夢など きっと初めからないんだ

さぁ 立ち上がろう

 

子供みたいだと笑われても それは不可能だと冷めた目で見られても

そう僕は 僕だけは 僕だけを信じて行こうとあの空に誓ったのさ

 小瀧くんがソロライブをしたとして、アンコールでツアTとジーパンだけを纏った汗だくの小瀧くんと一緒にタオル振り回して号泣したい…。その光景を勝手に想像しては目頭を熱くする小瀧担なのでした…。

 

 

自己満でしかないチョイスでお送りいたしました。今回もすべてYouTube等で聴ける曲にしたつもりです。気になるものがあれば是非聴いてみてください。GLAYは素晴らしい楽曲が多すぎて、たった7曲に絞るのがとても難しかったです。あくまでこれは私個人の意見ですので、「それは違う。こっちのほうがいい」とのご意見もあるでしょうが、そっとしておいていただければ幸いです(笑)

 

DRIVE~GLAY complete BEST~