さよならレストインピース

だいたいジャニーズWESTのこと

国重晴歌という女の子-映画「プリンシパル」における女子の生き方-

もう公開は終わってしまったけれど、映画「プリンシパル」のことは書いておかないとなあと思いました。さて、じゃあこの映画の何を書こうかと考えると、国重晴歌という女のことなんですよ。もう圧倒的存在感。お前小瀧担なんだから初主演した自担について書けよと自分でも思う。うん。かっこよかった。弦はめちゃくちゃかっこよかった。以上。そんなことより晴歌です。この映画でダントツで好きなキャラ。ちょっと晴歌について語らせてください。

 

国重晴歌は、主人公の住友糸真が転校してきたクラスの人気者。可愛くて、優しくて、料理上手。すぐに糸真とも仲良くなりますが、「抜けがけ禁止令」が出されている弦と和央と転校早々仲良くしていることで糸真をハブにします。

正直ここまではマジで最悪な女だなって思ってました。映画の中で、糸真がトイレで女子たちに問い詰められ「てかさ、あいつは何て言ってんの?」と聞かれます。「あいつって誰?」と返し「こいつ何も知らねーの」「もう行くべ」とそこで会話は終わり、その後「あいつ」が誰のことなのかは名言がありませんが、原作ではこれは晴歌のことであり、抜けがけしたことによって今学校に来ていない女子がいると話していますがこれも晴歌によってハブにされたから。とにかく晴歌は女子たちの影のリーダーのような存在なわけです。

だけど、今までのハブにしてきた女たちと糸真は違った。クリスマスに日に約束を破りハブにしても、ちゃんと学校に来て「言いたいことがあるなら言って」「わたしは晴歌と仲良くしたい」と面と向かって言ってきた。たぶんそんな奴は初めてだったんだと思う。きっとそれに動揺した。自分はいつも毅然としていないといけないのに、動揺してしまった。その動揺を好きな相手である弦に見破られ「なんかおもしれーじゃん」だなんて言われた。この瞬間に、たぶん今まで積み上げてきたものがガラガラッと崩れた。もうどうでもよくなったんだと思う。ニコニコ笑って、弦にいい印象を与えようと努力してきた。「東京からの転校生ともすぐに打ち解ける優しい女子」も印象づけた。ずっと頑張ってきた。その糸がプツっと切れた。だからこそ、糸真にはすべてをさらけ出せると思ったんだろうし、自分に対して心から「仲良くなりたい」と言ってきたのはたぶん糸真だけだったんだと思う。

「何が仲良くだ。いい子ぶるな!」

「ぶってない!本当のことだもん!」

という会話があった。たぶんずっといい子ぶってきたのは晴歌本人。この晴歌の台詞は完全にブーメラン。でも糸真は本当に本心で晴歌にぶつかってきた。糸真との出会いは晴歌にとって革命的なものだったんだなぁと思います。

 

晴歌はとにかく努力と忍耐の女なんです。自分から弦に告白し、付き合えるようになっても、努力を一切惜しまなかった。弦のために朝からめちゃくちゃ豪勢なお弁当作るんですよ。品数が半端ない。しかも可愛い。彩りが綺麗。私もお弁当を作る立場だけれど、あれは無理だ。何時に起きてそれ作ったの?4時起き?しかもドリンクもただのお茶とか水じゃない。レモンウォーター。おしゃれか!!!マジで女子力のかたまり!それを微妙な顔して「なんだかなぁ…」とか言って食べる弦にちょっとムカついたもん。お前それ作るのに何時間かけたと思ってんの?って。もっと感謝しろよって。でも晴歌、絶対あのお弁当の写真撮ってインスタにあげてるわ。

告白したのも晴歌。映画に誘ったのも、キャンプに誘ったのも、初めてキスしたのも、全部晴歌から。弦からは何も与えられないのに、それでも耐える女。ひたすら努力を続ける女。挙げ句の果てに、弦から別れを告げられても「今までありがとう」と握手を求めるような女。

え~~~~めっちゃいい女やん!!!!!(号泣)

そのあとの女子二人の「バカ!」連呼シーンがまた泣けるんだよなぁ…。晴歌は弦にフラレた時点で、というかキャンプの時点で、弦が糸真のこと特別に思ってることをわかってたし、糸真も弦のこと好きなのうっすらわかってた。好きな人と親友が両思いって、めちゃくちゃしんどいよな…。幸せになってほしいけど、その幸せは自分の幸せと引き換えなんだもん。悲しいよ。

それでも晴歌は親友のために身を引いた。嘘をついてまでお互いを呼び出してふたりっきりにしてあげた。それなのにその二人は喧嘩して、卒業するまでろくに会話もなかった。

それだけじゃない。親友は東京の大学に行くことをずっと黙ってて、旅立つ前日になってやっと打ち明けてきた。その上「弦のことはもういい」なんて言い出す。

そりゃムカつくよ。めちゃくちゃムカつく。晴歌はそれまでものすごい努力をしてきた。弦に好きになってもらえるように、ずっと努力してきた。それなのに、大した努力もしていないのに、糸真は弦に好かれ、しかもお互いに想い合っているのに、思いをぶつけることを怖がり、東京に逃げようとしている。なんだよそれ、ふざけんなって私でも思う。

「考えたって、何を考えたの!?自分のことしか考えてないっしょ!」

これは本当にその通りだなって思う。晴歌、よく言った!ってガッツポーズした。

「わたしは、あんただから… 糸真だから…」

このセリフがね、もう切なくてたまらないんです。このセリフにちゃんと言葉を補うとするならば「わたしは、あんただから、糸真だから、弦を諦めたのに。」って続くはず。でも後半を言えなかった。正直、晴歌はまだ弦のこと好きだし、諦めきれてないんだと思う。だからはっきりと言えなかった。でも、二人が幸せになれるならって思って身を引いた。なのに、こんなことってない。そこであのセリフです。

「あんたはさ、自分の気持ちからいつも逃げ出してんだわ!たまには、嫌っていうくらいどこまでもどこまでも追いかけろよ!!」

自分の気持ちから逃げず、どこまでもどこまでも追いかけ続けた晴歌だからこそ、このセリフの重みと説得力は桁違い。しかもそのあとに、涙をこらえて、笑顔で「行きな。」って言うんですよ。嘘でしょ?この期に及んで背中押してあげる?こんないい女います???

もうさ、誰よりも晴歌に幸せになってほしいし、弦なんかよりもっともっといい男つかまえてほしい。そして「あんなに弦のこと好きだったあの頃のわたしバカだったわ~~」って笑って欲しい。

 

世の中の女の子って、どちらかというと糸真タイプの子が多いと思うんです。自分の気持ちをはっきり言えない。本心を伝えるのが怖い。そこから逃げたい。たぶん私もそっちのタイプ。だからこそ、晴歌という女の子がかっこよくて、そういう生き方が憧れで、自分もああなりたいと思える。この映画において国重晴歌ちゃんは最重要人物だったし、世の中の糸真タイプの女の子たちは是非バーチャル晴歌を心の親友にしてほしい。ちょっと弱気になったり、逃げそうになったら、心の中の晴歌が「あんたはそうやってまた逃げ出すの!?」って叱咤してくれるから。

晴歌みたいな友達が高校時代に出来ていたなら、今のわたしはどうなっていただろうなんて考えるのもまた楽しいのです。

 

映画「プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~」、すごくいい映画でした。DVD&Blu-rayが発売され、おうちでゆっくり見られる日を心待ちにしております。国重晴歌が大好きでした。

 

ジャニーズWESTユニット曲「Into Your Eyes」についての考察

アルバム「WESTival」通常版に収録されている中間淳太藤井流星小瀧望の3人のユニット曲「Into Your Eyes」の歌詞の謎を読み解きたいという表向きな意志はまあ置いといて、ただひたすら妄想を書きなぐるだけの記事になりそうです。

以下、現在公演中のコンサートツアーでの演出のネタバレも含みます。閲覧の際はお気を付けください。

そしてこれは私個人の勝手な考察&妄想です。これが正解ではありません。正解は聴いた人の数だけあります。その中の一つの妄想としてご理解ください。

 

 

 

この曲、中間淳太くんと作詞家さん二人の合同で歌詞を作ったということですが、これがまたクセがすごいんじゃあ…。

「不倫」をテーマにしている曲であることは明白でした。歌詞の端々に不倫を連想させる言い回しが使われているし。それはわかってたんだ。でも、仮にもアイドルなんだから、「家庭がある女性を好きになってしまった無力な年下のボク」みたいな、そういう世界観であると信じて疑っていなかった。ところが、ツアー初日の幕が開いた日、Twitter上には信じられない情報が乱舞していたのだ。

3人が、ステージ上で、結婚指輪をつけている、、、?

嘘だろ?まだデビューしてちょっとしか経ってない若手ジャニーズがコンサートのステージで?既婚者である演出???はて???これは夢か現か?????と、この時は本当に頭を抱えて悶え転げました。攻めすぎ。

と、まあ演出の衝撃もさることながら、彼らが結婚指輪をつけて我々の前に現れたことによって、これまで想像していたこの曲の世界観がすべて崩れることになったわけです。

それを踏まえてもう一度歌詞を読み直しました。なるほど、と思うことが多々。完全に騙されてましたよ。

私が行き着いた結論を先に言いますと、これはお互い既婚者のW不倫です。何故「主人公のみが既婚」なのではなく、相手の女性も既婚者であると思ったのか、その理由を解説していきます。

 

何気ない 平日の夜

約束もないけど こうして会えたね Alright

「平日の夜」というワードだけでこの二人は社会人であることが想像できます。それなりに大人な二人ですね。学生なら昼間でも会えるし。そして約束もないのに会えるということは、この二人がしょっちゅう通う行きつけのカフェがあるんだろうなと思います。特に連絡も取らずに、ここに来れば会えるという場所。

じゃあ、何故連絡を取らずに会える場所を作ったのか?

お互いの携帯電話に連絡を取りあった形跡を残さないためでは?

連絡を取り合ってもあとで証拠隠滅すればいいとも思うけれど、もし忘れてしまったら大変なことになる。だったら最初から僕たちの場所を決めておこうよ。ってことなんじゃないかな。

 

 

Look into your eyes, girl

どこにも行かないで

Look into your eyes, girl

その言葉を静かに飲み込んで

最終 電車に 乗り込んでいく君の

背中を 見ていた

ここが「相手も既婚者である」と思った最大の要因です。彼女に帰ってほしくないし「どこにも行かないで」と思っているけれど、彼女は最終電車で帰らなければならないんです。「家庭があるから」以外の理由が見つからない。

これは想像ですが、この二人、まだ子供はいないと思うんですよね。子供がいたら最終電車よりもっと前に帰らなきゃだから(笑)。「今日残業だから」と言っておいて最終電車で家に帰るんだと思えば納得出来る。

そして「どこにも行かないで」という言葉を飲み込む主人公。本当の思いを言えないのは何故か。自分も既婚者だから。相手の立場もわかるから。切ない気持ちを抑えて、お互い自分の家に帰るんだろうなと思います。

 

 

Look into your eyes, girl

もう何も聞かないで

Look into your eyes, girl

許された 時間を壊さないで

これ何を聞かれたんでしょうね。このあとの歌詞で「シャツをTake off」してるあたり(そしてコンサートの演出を見る限り、)今この二人はホテルにいる。おそらく「今日は奥さん、大丈夫なの?」とか聞かれたのかな。愛する君との二人の空間でそんなこと聞くなよってことかな。

でもね、よく考えてくださいよ。「許された時間を壊さないで」って言ってるけど、だれが許してるの?不倫関係なんだからそれは世間的には許されない時間。二人が勝手に「今だけは許して」って思いながら逢瀬を重ねてるんですよ。なんとまあ悪い大人なんでしょう。なんて勝手な大人なんでしょう。そう思いながら、コンサートでの3人を見ると、ものすごく興奮します。(フォント大)

 

 

Look into your eyes

肌を重ねDancing

Look into your eyes

首に残すルージュと過ち

今日も 君の

寂しげな瞳が

うつす指のウソ

 

 複数の謎が混在してるこのセクション。まずは、ずっと「Look into your eyes」のあとにくっついていた「girl」がここではついていないこと。

これもいろんな方の考察があるとは思いますが、わたしの考察はこうです。二人が平日の夜に会って、コーヒーを飲んだり、ホテルで肌を重ねたりする。その間だけは彼女は「誰かの妻」ではなく「自分だけの女の子」であってほしいと願っている。だから「girl」という単語を使っている。だけど、このセクションは、たぶんもうホテルを出る時間なんです。自分だけの女の子だった彼女が、じわじわと「誰かの妻」に戻っていく時間。だからここではその単語を外してるんじゃないかな。服を着て、ぴしっと身だしなみを整えた彼女はもう、自分だけの女の子じゃないから。

 

そして、「首に残すルージュ」の謎。ルージュを残すのは彼女のほうなのだから、主人公から見たら「首に残るルージュ」のほうが日本語としては正しいように思えます。なのにあえて「残す」という能動的な言い方をしていることによって、そこに明確な意思のようなものを感じられるようになります。

つまり、「残る」にすると「そんなつもりなかったのにうっかり偶然残っちゃった><」という感じが出るのに対し、「残す」にするともう、やるべくしてやった感というか。残そうと思って残してるんです。この彼女、ちゃんと連絡を取った形跡を残さないようにしたり、ちゃんと最終電車で帰ったり、きちんと身をわきまえて?いたのに、ここに来て突然勝負をかけてきてるんですよね。首にルージュを残すなんて、不倫をする上でそれ以上の危険な行為ありません。

でも、俗に言う「キスマーク」ではなく、洗えばすぐに落ちる「ルージュ」だけを残すのは彼女の優しさだし、たぶんホテルから出る前に、ルージュを残してることを主人公には伝えてる。「奥さんに見つかる前に落とさなきゃダメだよ」って。そんな彼女の気持ちを思うとちょっと切なくもなります。好きな人が、さっきまで肌を重ねて愛を確かめ合った人が、別の女性の元へ帰っていく。帰ってしまったら、そこに自分の欠片は一切ない。少しの間でいいから、自分の存在を纏っていてほしい。そんな思いなんだろうな。

 

 そして最後に残る「指のウソ」の謎。

「ウソ」って何だろう。誰が誰についたウソなんだろう。

コンサート初日終了後のレポを見て、ずっと疑問だったんです。不倫をするのに普通指輪つけていくか?と。奥さんとの愛の契りである結婚指輪を、別の女性の前でつけるか?と。デリカシーなくね?と。でも、相手も既婚者であることを踏まえると一つの仮定が生まれました。あえて指輪つけてるんじゃないかって。お互い結婚指輪をつけていれば、傍から見ればこの二人は普通の夫婦です。むしろどちらかが指輪していないほうが不自然。二人は、偽りの夫婦として逢瀬を重ねていたんじゃないかな。だから彼女はそのウソの夫婦関係に寂しげな瞳を向けているのだろうな。

つまりこの「指のウソ」は、

「二人」が「世界」についているウソなんじゃないかとわたしは思うんです。

 

世界からは決して許されない愛を、自分たちだけが許し、誰にも気づかれないよう密かにじっくりと大切にしているという悲しい曲ですね。

以上がわたしが結論づけたこの曲の考察です。

 

 

 

※ここまで考えた挙句、「友達のフリがうまくなってく」の部分で矛盾が生じることに気づいてしまった…気付かなかったフリをします……エヘヘ。(エヘヘちゃうで)

 

 

 

ここからは余談&コンサートの演出で感じたことです!

コンサートでの演出は、なんだかあの3人の不倫ストーリーオムニバスを見ているようでした。3つのラブストーリーが同時進行してる感じ。そしてそれぞれを見ていると、面白いことに「不倫に対するスタンス」が3人とも違う気がしたんです。もちろん、わたしの個人的解釈なので!!!わたしにはそう見えたというだけなんで!!!どうか石とか投げず、炎上とかさせず、穏やかに聞いてやってください。お願いします。

 

まず藤井流星くん。何となくですが、曲の冒頭のほうでは、彼女との不倫関係をあまり悪いことと思ってなさそうな、「お互い好きなんやから、それでええやん。何が悪いの?」みたいなスタンスに見えたんです。でも、曲が進むにつれ、だんだん変わってくる。たぶん彼女は、考え方がすごく大人できちんとした人なんじゃないかな。「私達の関係は、本当は許されないんだよ」ってことをちゃんと流星くんに説明してあげるような。「最終電車に乗り込んでいく君の」のところの表情は「ああ、俺らの関係ってこういうことなのか」ってすべてを理解したような、報われないし許されない愛だということを思い知らされたような表情に見えましたね。一曲の中で「感情の変化」を感じられたのは藤井くんだけでした。俳優だな。

 

次に中間淳太くん。一番、不倫に対する罪悪感を感じていた人。たぶん、奥さんも彼女も同じくらい愛してしまった人。自分がやっていることは罪であることもちゃんとわかってる。なのにやめられない。奥さんとの関係を終わらせることも、彼女との関係を終わらせることも出来ない。ああ、自分は最低の人間だ。って思ってるんだと思います。彼が一番わかりやすく結婚指輪を見せながらパフォーマンスをしていたように見えたんですよね。それもひとつの贖罪というか、己の罪を包み隠さず見せることで、懺悔をしているように思えてしかたありませんでした。ベッドの上で頭を抱えたり、挙句には自分の首に手をかけてベッドに沈み込んだりして、とにかく彼はひたすらに苦悩していた。愛に苦悩する男、中間淳太。ぐっとくるなぁ。

 

最後に小瀧望くん。こいつがクセ者なんですよ。指輪隠してるんすよねこの人。淳太くんと比較するとすごくわかりやすいんですけど、冒頭でも一人だけポケットに左手つっこんで、指輪見せないんです。わざとそうしてるのか否かは本人にしかわからないんですが、機会があるなら問い詰めたい。そこから想像するに、彼女と会う間は自分が既婚者であることを極力感じさせたくないし、自分も思い出したくないのかな。もしかしたら不本意な結婚だったのかもしれない。奥さんのことは愛してないのかも。そう思ったら、彼は本当に心から愛する人と会ってる間も指輪という呪縛にとらわれている人なんだな。一番「孤独な人」なのかもしれない。とにかくコンサート中「指輪を隠している」ことに気づいた瞬間、泡吹いてぶっ倒れるかと思いました…マジで自担の演出が罪深い。

 

 

初めて聴いた時から、この曲は一癖も二癖もあるということには気づいていましたが、ここまで一つの曲について思い悩むことになるとは思いませんでした。中間淳太氏に惜しみない拍手を。

そしてまだツアーは前半戦。これから回を増すごとに、パフォーマンスにも変化が生じるんじゃないかとワクワクしてます!きっとどんどん育っていく!楽しみだ!

勝手極まりない妄想を長々と書き綴って参りましたが、ここまでご精読いただいた方、本当にありがとうございました。

では、他の方の考察を読んできます!!!

 

 

「重岡大毅」が先か「大友勝利」が先か -映画「溺れるナイフ」のこと-

 

映画「溺れるナイフ」のDVD、Blu-rayが発売になり、本編より先に特典のメイキングに目を通したらにっちもさっちもどうにも感情が爆発しそうになったので、拙い、的はずれな文章になるでしょうが、ここに書き殴らせてください。

 

この映画自体が、若い人気のある俳優女優を起用した作品に似つかわしくない(と言ったら語弊があるかもしれないけれど)暴力的で強烈な、見る人すべての心臓に火傷を負わせるような、とにかく鮮烈な映画なんだけれど、その中で唯一、ほっとできる存在、画面に映っただけでスゥッと胸を撫で下ろせるような存在、「大友勝利」の役に我らが重岡大毅がキャスティングされたことが、やっぱりどう考えてもめちゃくちゃヤバイ。本編のみならずメイキングで見せる素の重岡くんの姿も、もはや大友以外の何でもなくて、これは一体何なのか、重岡くんに「大友」の魂が乗り移ってるのか、それとも、もともと重岡くんが「大友」そのものだったのか、何が正解なのかわからなくて、胸をかきむしって転げまわりたい衝動に駆られます。

あの椿のシーンでカットがかかった瞬間、口から外していた椿をまたパクッと咥えて、小松菜奈ちゃんにへへへっと笑いかけるその姿がもう「大友」すぎて、本番よりもカットがかかったあとのほうが「大友」だなんて一体どういうことなんだと、ちょっと呆然としてしまいました。オンでもオフでも、重岡大毅の「大友力(おおともりょく)」がハンパじゃない。しかも作ったわけではない、重岡大毅重岡大毅であることがイコール大友であることになる。これはヤバイ。

こんなにも「大友勝利」にふさわしい役者は他にいないと思うわけだけど、山戸監督もやはりそうだったようで、パンフレットで「誰かと迷って決めたわけじゃなく、比較対象のない4人だった」「選んだのではなく、出会った」ということを話していたし、誰よりも原作「溺れるナイフ」を心底愛している監督が「大友勝利は重岡大毅だ」と思ってくださったのなら、やはり間違いないのだと思う。

こうなってくるともう「重岡大毅」が先か「大友勝利」が先か、みたいな問題になってくる。だけれども、メイキングで「大友力」を散々見せてきた直後に、空き地で軽やかなターンやステップを披露するなんて、突然彼がジャニーズ事務所のアイドルであることを思い出させるなんて、これはズルい。脳みそが追いつかずにまた頭を抱えることになる。大友勝利が持っていない「アイドルである」というプライドみたいなものを目の当たりにして、それが「大友勝利」にすべてを飲み込まれないようにするための抵抗のようにも見えて、我らがセンターのアイドルとしての底力を見たような気がするのです。

完成披露試写会で山戸監督が「この映画を楽しみにしてくれている、この会場に来てくれた皆さんがわたしにとって世界一の運命の女の子だ」ということをおっしゃっていましたが、重岡大毅がアイドルをやっていたからこそ「大友勝利」という人間に出会えたのだと思うと、彼もまた「世界一の運命の男の子」なんだろうなぁ。

 ところで、パンフレットで、大友のことがこのように表現されていました。

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夏芽にとって陽だまりのような存在である大友勝利。

ジャニーズWESTの楽曲「ボクら」で「キミはキミのために生きるんだ ボクはキミの陽だまりになる」と歌う重岡大毅

果たして偶然なのか必然なのか。またしても「重岡大毅」が先か「大友勝利」が先か問題を引っ張り出すことになり、これからずっとこの映画のことを考えるたびに頭を抱えることになるのだろうな、と思うのです。

2016年総括~自担が羽化するとき~

総括というほどの大層なものでもございませんが、2016年をまとめておきたかったので自分用の記録です。

 

1月 ジャニーズWESTコンサートツアー「ラッキィィィィィィィ7」スタート

ツアー最初のほうの髪型と髪色がしぬほど好きで好きで双眼鏡を覗くたびに沸いてた。襟足がジョリジョリしてるの本当に最高だった。

そして1月の豪雪の福岡…忘れられないね…皆様お疲れ様でした…でもだからこその思い出になったな!来年のツアーは雪降りませんようにw

2月 FINE BOYS専属モデルデビュー

「専属モデル」という最高に貴い肩書きを授けてくださった関係者各位に心から感謝申し上げます…毎月うるおいとトキメキをありがとう。モデルやってる小瀧くんは最高にかっこいいです。

3月 「嵐にしやがれ」内で「世界一難しい恋」出演発表

飲み会から死ぬ気で帰ってきて放送に間に合った記憶(;;)CMあけて小瀧くんが出てきた瞬間はそれまでの人生で一番鳥肌立ったかも。

4月 「世界一難しい恋」スタート

それはそれは毎週めちゃくちゃ楽しみでした。水曜がパラダイスだった。三浦家康という役を演じられたこと、大野くんと出会えたこと、嵐のファンの皆さんにも「のぞにぃ」と親しんでもらえたこと、すべてが小瀧くんにとっての財産になっただろうと思います。小瀧くんにとって、そしてファンにとっての初めての連ドラがこの作品でよかった。

5月 ライブDVD&BD「パリピポ」発売

「パリピポアンセム」という楽曲がめちゃくちゃに好きなんだけど、どうやら小瀧くんもそのようで嬉しい限り!(毎回タオル回せー!って言ってるの小瀧くんw)

メイキング映像の中で小瀧くんの仕事に対する真摯な姿勢が見られて本当に良かった。映像は去年のものだけど、改めて自担に惚れ直しました。

6月 嵐のワクワク学校

天下の嵐様と共演!嵐さん、ジャニーズWESTを選んでくれて、ジャニーズWESTをドームに立たせてくれて、本当にありがとうございました。何よりも嵐さんの優しさが身に染みた。さすが嵐さんだった。ジャニーズWEST、嵐を超えるのはまだまだ難しいなって思えた。それも嬉しかった。身近に偉大な目標があるって恵まれた環境だ。とにかく、「ジャニーズWESTに会うために京セラドームへ行く」という行動ができたことが嬉しかったな!

7月 小瀧望 20歳の誕生日

たくさんの愛情に包まれ、ほっかほかな状態で小瀧くんは20歳になりました。家族に愛され、友達に愛され、メンバーに愛され、彼は大人になった。10代の彼がいなくなるのは悲しかったけれど、20代の彼はもっともっと素敵になるって確信があった。大人の小瀧望くん、初めまして。これからよろしくね。

何より、意外とお酒が飲めるタイプだとわかって脳震盪起こしそうだったぞ…ああ…すきだ…!!!!!

8月 24時間テレビスペシャルドラマ「盲目のヨシノリ先生」出演

とても素敵なドラマに、とても重要な役で出演させていただいて、本当に誇らしかった。ナレーションも任されていたから、彼が出ていないシーンでも声はずっと聞こえるという何とも嬉しい時間。そして何よりも既婚・子持ち役!!!!ひあーーーー!!!!左手薬指に光る指輪・嫁を見つめる笑顔・愛おしく我が子を抱く腕…本当に本当に本当にありがとうございます…(泣)

武道館にも来てくれたし、あ、ジャニーズWESTが武道館にツバつけたぞ!って思った(笑)いつかジャニーズWESTも24時間テレビメインパーソナリティーを!

9月 ジャニーズWEST初京セラドーム公演決定・発表

めちゃくちゃ嬉しかったなぁ…ワクワク学校見たあとに「いつか単独でドームに立って欲しい」と思っていたけど、まさか年内に実現するなんて思わなかった。すごいや。

10月 なうぇすと公式Twitterアカウント始動

「奴」が初めて我々の前に現れた。

11月 アルバム「なうぇすと」&ライブDVD「ラッキィィィィィィィ7」発売

来年からのツアーたのしみだなぁ♡

 

12月 ジャニーズWEST 1stドームLIVE 24(ニシ)から感謝届けます

今年1年を通して、そしてこのドームコンサートを見て、改めて思ったこと。

小瀧くんが羽化している。

今までの「可愛いのんちゃん」「末っ子で甘えん坊ののぞむ」がいなくなっている。そこにいたのは、いつだって「かっこいい小瀧望くん」だった。20歳になったのも要因だろうし、だんだん身体が大人になっていっているのもあるだろう。妖艶でセクシーで大人っぽくて、モラトリアムというサナギから完全に脱した気がした。丈夫な殻に覆われ、大事に大事に育てられてきた彼が、自らの意思で、自らの力で殻を破り、美しく大きな羽を広げたんだなぁと思えた。成長が目に見えることがとても嬉しくて、彼のことだから自慢げにわざと見せているのかもなぁとも思ったり。

だから、ここからはちょっとしたぶっちゃけなんだけど、ドーム公演オーラスの挨拶で照史くんが小瀧くんを「何があっても守る」と言ってくれたこと、とても嬉しかったし彼が愛されていることの象徴なのだけれど、ちょっとだけ、いや、けっこう、悔しかった。彼はいつまで「守られる」対象なのだろうか。私の中では、彼はとっくに羽化していて、自分の力で空を飛べるのに。守られなくても大丈夫なのに。そう思ってしまって、照史くんの言葉を素直に喜べない自分がいました。ごめんね、照史くん。あれは照史くんの愛情のかたまりだよね。素直に受け止められないひねくれたファンでごめんね。きっと小瀧くんはメンバーにとってはいつまでも可愛い末っ子で、守ってあげなきゃ、俺らがついていてあげなきゃって思わせる存在なんだろうけれど、いつまでもそれじゃダメだと思うのです。わたしは小瀧望くんにジャニーズWESTの代表になってほしいし、牽引する存在になってほしい。守られる存在じゃなくて、守る存在になってほしい。その美しい羽でもって、大きな世界を自由に羽ばたいてほしいのです。そして、必ずそうなると思ってる。

わたしの目には羽化した姿が見て取れた2016年。きっと2017年はもっともっと大きくなる。もっともっとかっこよくなる。今日更新のなにわぶ誌でも「ダンスが楽しい」「踊れば踊るほどアドレナリンが出る」「もっともっと!!」だなんて言ってます。以前は「ダンスで手抜いてる」だのよく言われていた彼が、今は貪欲にダンスを楽しんでる。嬉しいなあ。成長を貪る彼の姿が嬉しくてしかたないのです。

 

2016年、たくさんの新しい顔を見せてくれてありがとう。その度に「好き」をくれてありがとう。来年ももっともっとありがとう。大好きです。

支離滅裂でごめんなさい。2016年、最高に楽しかったぞ!!!最高だったぞ!!!!来年も絶対最高だ!!!!!

風邪っぴきはそろそろ寝ようと思います。

ちょっと早いけど、皆様、よいお年を。

「雪に願いを」の歌詞を好き勝手に深読みします

ジャニーズWESTのニューアルバム「なうぇすと」に収録されている濵田くんと小瀧くんのユニット曲「雪に願いを」の歌詞がどうにもこうにも気になるので、好き勝手極まりなく解釈していきます。
あくまで超・個人的な解釈に過ぎませんので諸々お許しいただけると幸いです。



まず曲を聴いた段階でわかることは、主人公には愛する女性が存在するが、その人は何らかの理由で今はそばにいないということ。
では、その人が今そばにいない理由は何か。
最初に聴いたときはただ単にこのカップルが別れてしまったのだと思っていました。でもなんだか違う気がする。だってこの主人公、彼女のことまだめちゃくちゃ好きなんだもん。喧嘩などが原因で別れたにしては、主人公の中に残っている彼女との記憶はあまりにも優しく、美しすぎる。彼女は、主人公にとってすごくすごく大切な存在であるにも関わらず、彼の前から姿を消しているんです。

街を静かに白く染めるこの雪が 君にも届け

ここの歌詞、なんだか違和感がある。もし主人公と彼女がもともと違う街に住んでいるとしたら、ここで「街」というワードは出さないと思うのです。もともと遠くにいる人のことを思うのであれば例えば「“僕”を静かに染めるこの雪が」とかでもいいのでは?つまり、主人公のいる街に同じく彼女も住んでいるような口ぶりなんです。それなのに「君にも届け」という願望を言っている。同じ街にいるはずの彼女に、この雪は届かないんです。それは何故か?次の歌詞で答えが出てきます。

空は違うけど 君にも見せたいんだ

同じ街にいる彼女に雪が届かない理由は「空が違う」から。空が違うってどういうことだ?世界中どこへ行こうと、空はつながっています。この世界に空は一つ。では「違う空」があるのは、この世界ではないということになります。つまり「あの世」のことなのではないか、とわたしは考えました。
「同じ街に住んでいた愛する彼女は、今はこの世にいない。」という解釈になります。



ただ、このまま2番へ突入すると、また不可解な歌詞が出てくる。

全てが1人じゃ未完成だよ 君のいない街は

彼女は同じ街にいたはず。なのにここではいなくなっている。はて。矛盾している。
そしてもう一つ気になる点があります。

君も同じ空の下 見てるかな?

1番では「空は違う」と言っているのに、ここでは「同じ空の下」。ここも矛盾しています。
この二つの点を踏まえて、ここから先は私の完全な妄想です。


主人公の愛する彼女は、病を患いこの世から去りました。1番ではその彼女のことを思い出しています。そして2番は、まだ彼女が生きていたときの回想です。ただし彼女は違う街の病院に入院していて、そばにはいない。主人公は入院している彼女の容態があまりよろしくないこと、また、別れがすぐそこまで近づいていることに気づいています。どちらも季節は冬。雪が降っています。
そしてCメロ「確かに僕らは~」からまた現在、つまり亡くなった彼女のことを思い出している場面に戻る。


こう解釈することで私の中の矛盾点が解消されました。



私にとって「雪に願いを」は悲しく、せつなく、でもどこか優しく美しいラブソングです。
愛し合った二人の想いが、美しくキラキラしたままで永遠になったんだなあと思うと、涙が出てくる。
濱田くんの優しい歌声と小瀧くんの叫ぶような切ない歌声もぴったりすぎて、コンサートで聴くのがとても楽しみだなぁ。



以上、好き勝手に歌詞を深読みさせていただきました。聴いた人の数だけ存在する解釈の中の一つであることをどうかご理解くださいませ。
ご精読ありがとうございました。

シン・ゴジラがとても面白かったので書いておく

巷で話題の映画シン・ゴジラを観てきました。

ネット上でもめちゃくちゃ好評だったので、かなり高いハードルを従えて行ったのですが軽々と超えられましたよ…めちゃくちゃ面白かった。

 

まず言っておきたいのが、ゴジラ映画と聞いて「ただの怪獣映画でしょ。」「怪獣がひたすら街をバーンと壊していくだけでしょ。」と思った方へ。

シン・ゴジラは怪獣映画ではないよ!

シン・ゴジラの主役はゴジラじゃないんです。正直言ってゴジラは脇役。

この映画の主役はゴジラという前代未聞の圧倒的災害に命をかけて立ち向かう日本人」。

もし今の日本に本当にゴジラが現れたら、日本政府はどう対処するのか。それを限界までリアルに描いた、もはやこれはドキュメンタリー映画です。リアルがゆえに理解できない台詞たくさん。政治の専門用語とかよくわからない単語が猛スピードでバンバン飛び交う会議シーン。本当にリアル。だって、本物の政治家さんたちの会議を見てたってこんな感じで絶対理解できないだろうから。

あと、ゴジラが悪者だと思ってるひともいるかもしれないけれど、違うんですよ。ゴジラは何も悪くないんです。だからちょっと切なくもある。あんまり言うとネタバレになっちゃうかな…。

カエルの卵からおたまじゃくしが生まれて、だんだんと手足が生えてきて、そうなると自然と陸に上がる。ゴジラもこんなもんなんですよね。ただ規格外にデカくて強かったってだけで。人間を殺すために現れたんじゃない。生まれちゃったから出てきた。地震とか台風とか、そういう自然災害の、もっともっともっとヤバイやつ。みたいな感じ。。とわたしは思ってる。

まあ、見た目がだいぶキモイのでそこは注意かな…w

 

とにかく、あまり日本政府のこと良く思ってないとか、信頼してないとか、本当に国民のこと考えてるの?とか、そんなことを思ったことがあるひとは観た方がいい。命懸けで日本人を、日本を守ろうと奮闘する大人たちの闘いの映画です。日本人ってかっこいいんだって思える。

 

それと、何といってもさとみが美しい!美しくて強い。好きになるしかない。

あとエヴァが好きな人も観た方がいい。かなりエヴァ風味の強い庵野ワールドが味わえますよ。

もっかい観に行きたいなー!

舞台ANOTHERを見て思ったことをつらつらと(ネタバレしてます)

大阪松竹座で行われている舞台「ANOTHER」2016年8月9日公演におじゃましてきました。

2013年に行われた同舞台に心奪われた、所謂「ANOTHERおばけ」のわたくしですが、3年後にまたこのお話を演じてくれて、とても懐かしく、愛おしい気持ちにさせてくれて本当に嬉しかった。また当たり前ですが、3年前のANOTHERとはまた違う魅力に満ちていて、関西Jr.の「今」が詰まった素晴らしい舞台でした。

 

さて、ここからネタバレ満載で思ったこと、自分なりの解釈などを述べてまいりますので、ネタバレ回避中の方はご注意ください。

 

 

 

 

前述としまして、わたしは2013年の松竹座ANOTHER、その後に行われた日生劇場ANOTHERどちらも観劇しております。

この話の中心人物である「兄」というポジションを担う人物。2013年はアキト、2016年現在はコウジです。彼らは漂着した島で最愛の弟を失い、その後、仲間と日本へ帰ることを拒み、その島に残ることを選択します。

2013年のANOTHERを観た時点で、わたしは彼(当時はアキト)は、島に残ったのちに弟の後を追い、自ら死を選ぶのだろうと解釈していました。そして2016年現在のANOTHERを観ても、やはりそう思わせる要素がちょくちょく見て取れます。

入水自殺で命を絶った弟の亡骸を抱きながら、兄は仲間たちにうっすらと笑顔を向け、「弟が死んだのはこいつが弱かったから。弟が死んだのは弟の責任。お前らが落ち込むことはない」と励ますような言葉をかけます。自分が絶対に守ると、母親に会わせてやると誓った弟を、自殺という最悪の形で失った悲しみつらさは計り知れないものですが、それでも仲間を思いやる彼に今年も心臓をえぐられる思いでした。

仲間には「弟が死んだのは弟の責任」と言いながらも、その直後のひとりのシーンでは「守れなくてごめん、こんな兄ちゃんでごめん」と自分を責めます。彼は弟の責任だなんて微塵も思ってない。すべては自分のせいだと思っているはずです。この時点で、兄は最大の十字架を背負うことになる。

 

余談ですが、自ら命を絶つ弟を演じた人は、2013年松竹座:レン→2013年日生劇場:ショウ→2016年松竹座:キョウヘイ となってます。なんとなくのイメージですが、この3人の弟たち、みんな少しずつ性格が違うような気がします。性格というか、体質というか…?

レンはただひたすらに「幼かった」。幼いがゆえに過酷な環境に精神をやられ、家族と共にもう一度見ることを強く強く願っていた「雪」の幻覚に導かれ、海へと沈んだ。

ショウは、完全なわたし個人の解釈ですが、少しだけ知的な障害があったんじゃないかと考えていました。年齢はレン・キョウヘイより上ですが、知能は実年齢より低い男の子だったんじゃないかと。同じ質問を何度も繰り返したり、好きだと言っていた曲を時々忘れて歌えなくなったり。結局彼も同じように、楽しかった思い出=雪に導かれ、たぶん彼に関しては、わけのわからないまま亡くなってしまったんだと思います。

そして今回のキョウヘイ。彼は幼さにプラスして、そもそも身体が弱かったのかなと思いました。「キョウヘイはここの生活に合わへんみたい」という台詞、2013年には無かったんじゃないかと記憶してます。精神的な重圧と、さらに身体的にも限界だったのかなと…。

 

どちらにせよ、「弱い」弟を守ると誓い、しかし結果的に守れなかった兄は、日本へと帰ろうとする仲間に「ここに残る。弟もここにいるから。」と宣言します。「僕ひとりでも大丈夫だったのに」という弟の幻覚(と言っていいのか?)に対し、「もうお前を一人にしないと誓ったんだ」と答えます。そもそも、死んだ人間と会話をしてる時点でもう既に兄は死に近づいてるんじゃないかとも思えます。(これは兄の妄想という解釈もできますが…)

 

そして一番悲しいのはこのあと。

幕が降り、兄と弟のみがステージ上に残っている。弟は兄を見つめたあと、何も言わずに暗闇へと歩いて去っていく。

その後を追いかけるでもなく、兄はその背中を見つめ、その場で暗転し、彼の姿は見えなくなる。

このシーン、すごく意味深ですよね…。わたしの解釈ですが、弟は歩いて去っていき、兄はその場で消える。行き先が違う。つまり、兄がその後、弟の後を追い自ら命を絶ったとしても、同じ場所へは行けないのではないか?そばにいてやれないのではないか?だから弟はその前に「日本に帰ってもよかったのに。僕ひとりで大丈夫なのに。」という「帰れ」という意味にも捉えられる言葉を投げかけたのではないか?あれは「僕の後を追っても、一緒にはいられないよ」という弟からの忠告だったのではないか?

兄はそれを知ってか知らずか、島に残った。たぶんそれが兄なりの償いなんだろうと思います。

 

2013年と2016年の違いはここから。ShowTimeです。

「Brother」という曲を披露してくれるんですがまたこれが意味深で。

そもそもこの曲のBrotherは「仲間」という意味でこの単語を使っていると思うんですが、ShowTimeでは「コウジ&キョウヘイ」、「ダイゴ&シュン」という、劇中で実の兄弟である描写があったコンビで歌ってるわけです。(丈くんと長尾くんコンビもいますがまあ置いといて)

つまりマジで「肉親の兄弟」って意味じゃん!と。

一度そう思ってしまうと、もうコウジ&キョウヘイの曲にしか思えない。「You're my brother, don't you worry 何も心配はない いつもそばにいるから いつだって」という歌詞もまんま島に残ったコウジの心境じゃないか…

そして極めつけ。サビの最後の「You're my brother」のところで、十字を切るという振り付けが。あまり詳しくないのですが、クリスチャンが十字を切るのは「祈り」や「懺悔」のときだと記憶しています。(もし違っていたら申し訳ありません。)

とにもかくにも、あの話のあとに「弟よ、何も心配はない、いつもそばにいるから」と言いながら十字を切るなんて、出来過ぎではありません?と少し目眩が。。。

 

と、このように私の中の点と点が線でつながってしまい、しばらく精神的にしんどかったです(笑)

 

何度も言うようですがこれは私個人の解釈です。違う解釈ももちろんあって当たり前。もしかしたら普通にあの島で住人たちとキャッキャ楽しく暮らしてるかもしれませんし。

こういう解釈もあるんだなーくらいに思って頂ければ幸いです。

読みづらかったでしょうに、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

やっぱり「ANOTHER」は大好きな舞台です。もう一度見れて本当によかった。残りの公演も怪我なく楽しく、頑張っていただきたいです。