さよならレストインピース

だいたいジャニーズWESTのこと

「雪に願いを」の歌詞を好き勝手に深読みします

ジャニーズWESTのニューアルバム「なうぇすと」に収録されている濵田くんと小瀧くんのユニット曲「雪に願いを」の歌詞がどうにもこうにも気になるので、好き勝手極まりなく解釈していきます。
あくまで超・個人的な解釈に過ぎませんので諸々お許しいただけると幸いです。



まず曲を聴いた段階でわかることは、主人公には愛する女性が存在するが、その人は何らかの理由で今はそばにいないということ。
では、その人が今そばにいない理由は何か。
最初に聴いたときはただ単にこのカップルが別れてしまったのだと思っていました。でもなんだか違う気がする。だってこの主人公、彼女のことまだめちゃくちゃ好きなんだもん。喧嘩などが原因で別れたにしては、主人公の中に残っている彼女との記憶はあまりにも優しく、美しすぎる。彼女は、主人公にとってすごくすごく大切な存在であるにも関わらず、彼の前から姿を消しているんです。

街を静かに白く染めるこの雪が 君にも届け

ここの歌詞、なんだか違和感がある。もし主人公と彼女がもともと違う街に住んでいるとしたら、ここで「街」というワードは出さないと思うのです。もともと遠くにいる人のことを思うのであれば例えば「“僕”を静かに染めるこの雪が」とかでもいいのでは?つまり、主人公のいる街に同じく彼女も住んでいるような口ぶりなんです。それなのに「君にも届け」という願望を言っている。同じ街にいるはずの彼女に、この雪は届かないんです。それは何故か?次の歌詞で答えが出てきます。

空は違うけど 君にも見せたいんだ

同じ街にいる彼女に雪が届かない理由は「空が違う」から。空が違うってどういうことだ?世界中どこへ行こうと、空はつながっています。この世界に空は一つ。では「違う空」があるのは、この世界ではないということになります。つまり「あの世」のことなのではないか、とわたしは考えました。
「同じ街に住んでいた愛する彼女は、今はこの世にいない。」という解釈になります。



ただ、このまま2番へ突入すると、また不可解な歌詞が出てくる。

全てが1人じゃ未完成だよ 君のいない街は

彼女は同じ街にいたはず。なのにここではいなくなっている。はて。矛盾している。
そしてもう一つ気になる点があります。

君も同じ空の下 見てるかな?

1番では「空は違う」と言っているのに、ここでは「同じ空の下」。ここも矛盾しています。
この二つの点を踏まえて、ここから先は私の完全な妄想です。


主人公の愛する彼女は、病を患いこの世から去りました。1番ではその彼女のことを思い出しています。そして2番は、まだ彼女が生きていたときの回想です。ただし彼女は違う街の病院に入院していて、そばにはいない。主人公は入院している彼女の容態があまりよろしくないこと、また、別れがすぐそこまで近づいていることに気づいています。どちらも季節は冬。雪が降っています。
そしてCメロ「確かに僕らは~」からまた現在、つまり亡くなった彼女のことを思い出している場面に戻る。


こう解釈することで私の中の矛盾点が解消されました。



私にとって「雪に願いを」は悲しく、せつなく、でもどこか優しく美しいラブソングです。
愛し合った二人の想いが、美しくキラキラしたままで永遠になったんだなあと思うと、涙が出てくる。
濱田くんの優しい歌声と小瀧くんの叫ぶような切ない歌声もぴったりすぎて、コンサートで聴くのがとても楽しみだなぁ。



以上、好き勝手に歌詞を深読みさせていただきました。聴いた人の数だけ存在する解釈の中の一つであることをどうかご理解くださいませ。
ご精読ありがとうございました。