さよならレストインピース

だいたいジャニーズWESTのこと

ジャニーズWESTユニット曲「Into Your Eyes」についての考察

アルバム「WESTival」通常版に収録されている中間淳太藤井流星小瀧望の3人のユニット曲「Into Your Eyes」の歌詞の謎を読み解きたいという表向きな意志はまあ置いといて、ただひたすら妄想を書きなぐるだけの記事になりそうです。

以下、現在公演中のコンサートツアーでの演出のネタバレも含みます。閲覧の際はお気を付けください。

そしてこれは私個人の勝手な考察&妄想です。これが正解ではありません。正解は聴いた人の数だけあります。その中の一つの妄想としてご理解ください。

 

 

 

この曲、中間淳太くんと作詞家さん二人の合同で歌詞を作ったということですが、これがまたクセがすごいんじゃあ…。

「不倫」をテーマにしている曲であることは明白でした。歌詞の端々に不倫を連想させる言い回しが使われているし。それはわかってたんだ。でも、仮にもアイドルなんだから、「家庭がある女性を好きになってしまった無力な年下のボク」みたいな、そういう世界観であると信じて疑っていなかった。ところが、ツアー初日の幕が開いた日、Twitter上には信じられない情報が乱舞していたのだ。

3人が、ステージ上で、結婚指輪をつけている、、、?

嘘だろ?まだデビューしてちょっとしか経ってない若手ジャニーズがコンサートのステージで?既婚者である演出???はて???これは夢か現か?????と、この時は本当に頭を抱えて悶え転げました。攻めすぎ。

と、まあ演出の衝撃もさることながら、彼らが結婚指輪をつけて我々の前に現れたことによって、これまで想像していたこの曲の世界観がすべて崩れることになったわけです。

それを踏まえてもう一度歌詞を読み直しました。なるほど、と思うことが多々。完全に騙されてましたよ。

私が行き着いた結論を先に言いますと、これはお互い既婚者のW不倫です。何故「主人公のみが既婚」なのではなく、相手の女性も既婚者であると思ったのか、その理由を解説していきます。

 

何気ない 平日の夜

約束もないけど こうして会えたね Alright

「平日の夜」というワードだけでこの二人は社会人であることが想像できます。それなりに大人な二人ですね。学生なら昼間でも会えるし。そして約束もないのに会えるということは、この二人がしょっちゅう通う行きつけのカフェがあるんだろうなと思います。特に連絡も取らずに、ここに来れば会えるという場所。

じゃあ、何故連絡を取らずに会える場所を作ったのか?

お互いの携帯電話に連絡を取りあった形跡を残さないためでは?

連絡を取り合ってもあとで証拠隠滅すればいいとも思うけれど、もし忘れてしまったら大変なことになる。だったら最初から僕たちの場所を決めておこうよ。ってことなんじゃないかな。

 

 

Look into your eyes, girl

どこにも行かないで

Look into your eyes, girl

その言葉を静かに飲み込んで

最終 電車に 乗り込んでいく君の

背中を 見ていた

ここが「相手も既婚者である」と思った最大の要因です。彼女に帰ってほしくないし「どこにも行かないで」と思っているけれど、彼女は最終電車で帰らなければならないんです。「家庭があるから」以外の理由が見つからない。

これは想像ですが、この二人、まだ子供はいないと思うんですよね。子供がいたら最終電車よりもっと前に帰らなきゃだから(笑)。「今日残業だから」と言っておいて最終電車で家に帰るんだと思えば納得出来る。

そして「どこにも行かないで」という言葉を飲み込む主人公。本当の思いを言えないのは何故か。自分も既婚者だから。相手の立場もわかるから。切ない気持ちを抑えて、お互い自分の家に帰るんだろうなと思います。

 

 

Look into your eyes, girl

もう何も聞かないで

Look into your eyes, girl

許された 時間を壊さないで

これ何を聞かれたんでしょうね。このあとの歌詞で「シャツをTake off」してるあたり(そしてコンサートの演出を見る限り、)今この二人はホテルにいる。おそらく「今日は奥さん、大丈夫なの?」とか聞かれたのかな。愛する君との二人の空間でそんなこと聞くなよってことかな。

でもね、よく考えてくださいよ。「許された時間を壊さないで」って言ってるけど、だれが許してるの?不倫関係なんだからそれは世間的には許されない時間。二人が勝手に「今だけは許して」って思いながら逢瀬を重ねてるんですよ。なんとまあ悪い大人なんでしょう。なんて勝手な大人なんでしょう。そう思いながら、コンサートでの3人を見ると、ものすごく興奮します。(フォント大)

 

 

Look into your eyes

肌を重ねDancing

Look into your eyes

首に残すルージュと過ち

今日も 君の

寂しげな瞳が

うつす指のウソ

 

 複数の謎が混在してるこのセクション。まずは、ずっと「Look into your eyes」のあとにくっついていた「girl」がここではついていないこと。

これもいろんな方の考察があるとは思いますが、わたしの考察はこうです。二人が平日の夜に会って、コーヒーを飲んだり、ホテルで肌を重ねたりする。その間だけは彼女は「誰かの妻」ではなく「自分だけの女の子」であってほしいと願っている。だから「girl」という単語を使っている。だけど、このセクションは、たぶんもうホテルを出る時間なんです。自分だけの女の子だった彼女が、じわじわと「誰かの妻」に戻っていく時間。だからここではその単語を外してるんじゃないかな。服を着て、ぴしっと身だしなみを整えた彼女はもう、自分だけの女の子じゃないから。

 

そして、「首に残すルージュ」の謎。ルージュを残すのは彼女のほうなのだから、主人公から見たら「首に残るルージュ」のほうが日本語としては正しいように思えます。なのにあえて「残す」という能動的な言い方をしていることによって、そこに明確な意思のようなものを感じられるようになります。

つまり、「残る」にすると「そんなつもりなかったのにうっかり偶然残っちゃった><」という感じが出るのに対し、「残す」にするともう、やるべくしてやった感というか。残そうと思って残してるんです。この彼女、ちゃんと連絡を取った形跡を残さないようにしたり、ちゃんと最終電車で帰ったり、きちんと身をわきまえて?いたのに、ここに来て突然勝負をかけてきてるんですよね。首にルージュを残すなんて、不倫をする上でそれ以上の危険な行為ありません。

でも、俗に言う「キスマーク」ではなく、洗えばすぐに落ちる「ルージュ」だけを残すのは彼女の優しさだし、たぶんホテルから出る前に、ルージュを残してることを主人公には伝えてる。「奥さんに見つかる前に落とさなきゃダメだよ」って。そんな彼女の気持ちを思うとちょっと切なくもなります。好きな人が、さっきまで肌を重ねて愛を確かめ合った人が、別の女性の元へ帰っていく。帰ってしまったら、そこに自分の欠片は一切ない。少しの間でいいから、自分の存在を纏っていてほしい。そんな思いなんだろうな。

 

 そして最後に残る「指のウソ」の謎。

「ウソ」って何だろう。誰が誰についたウソなんだろう。

コンサート初日終了後のレポを見て、ずっと疑問だったんです。不倫をするのに普通指輪つけていくか?と。奥さんとの愛の契りである結婚指輪を、別の女性の前でつけるか?と。デリカシーなくね?と。でも、相手も既婚者であることを踏まえると一つの仮定が生まれました。あえて指輪つけてるんじゃないかって。お互い結婚指輪をつけていれば、傍から見ればこの二人は普通の夫婦です。むしろどちらかが指輪していないほうが不自然。二人は、偽りの夫婦として逢瀬を重ねていたんじゃないかな。だから彼女はそのウソの夫婦関係に寂しげな瞳を向けているのだろうな。

つまりこの「指のウソ」は、

「二人」が「世界」についているウソなんじゃないかとわたしは思うんです。

 

世界からは決して許されない愛を、自分たちだけが許し、誰にも気づかれないよう密かにじっくりと大切にしているという悲しい曲ですね。

以上がわたしが結論づけたこの曲の考察です。

 

 

 

※ここまで考えた挙句、「友達のフリがうまくなってく」の部分で矛盾が生じることに気づいてしまった…気付かなかったフリをします……エヘヘ。(エヘヘちゃうで)

 

 

 

ここからは余談&コンサートの演出で感じたことです!

コンサートでの演出は、なんだかあの3人の不倫ストーリーオムニバスを見ているようでした。3つのラブストーリーが同時進行してる感じ。そしてそれぞれを見ていると、面白いことに「不倫に対するスタンス」が3人とも違う気がしたんです。もちろん、わたしの個人的解釈なので!!!わたしにはそう見えたというだけなんで!!!どうか石とか投げず、炎上とかさせず、穏やかに聞いてやってください。お願いします。

 

まず藤井流星くん。何となくですが、曲の冒頭のほうでは、彼女との不倫関係をあまり悪いことと思ってなさそうな、「お互い好きなんやから、それでええやん。何が悪いの?」みたいなスタンスに見えたんです。でも、曲が進むにつれ、だんだん変わってくる。たぶん彼女は、考え方がすごく大人できちんとした人なんじゃないかな。「私達の関係は、本当は許されないんだよ」ってことをちゃんと流星くんに説明してあげるような。「最終電車に乗り込んでいく君の」のところの表情は「ああ、俺らの関係ってこういうことなのか」ってすべてを理解したような、報われないし許されない愛だということを思い知らされたような表情に見えましたね。一曲の中で「感情の変化」を感じられたのは藤井くんだけでした。俳優だな。

 

次に中間淳太くん。一番、不倫に対する罪悪感を感じていた人。たぶん、奥さんも彼女も同じくらい愛してしまった人。自分がやっていることは罪であることもちゃんとわかってる。なのにやめられない。奥さんとの関係を終わらせることも、彼女との関係を終わらせることも出来ない。ああ、自分は最低の人間だ。って思ってるんだと思います。彼が一番わかりやすく結婚指輪を見せながらパフォーマンスをしていたように見えたんですよね。それもひとつの贖罪というか、己の罪を包み隠さず見せることで、懺悔をしているように思えてしかたありませんでした。ベッドの上で頭を抱えたり、挙句には自分の首に手をかけてベッドに沈み込んだりして、とにかく彼はひたすらに苦悩していた。愛に苦悩する男、中間淳太。ぐっとくるなぁ。

 

最後に小瀧望くん。こいつがクセ者なんですよ。指輪隠してるんすよねこの人。淳太くんと比較するとすごくわかりやすいんですけど、冒頭でも一人だけポケットに左手つっこんで、指輪見せないんです。わざとそうしてるのか否かは本人にしかわからないんですが、機会があるなら問い詰めたい。そこから想像するに、彼女と会う間は自分が既婚者であることを極力感じさせたくないし、自分も思い出したくないのかな。もしかしたら不本意な結婚だったのかもしれない。奥さんのことは愛してないのかも。そう思ったら、彼は本当に心から愛する人と会ってる間も指輪という呪縛にとらわれている人なんだな。一番「孤独な人」なのかもしれない。とにかくコンサート中「指輪を隠している」ことに気づいた瞬間、泡吹いてぶっ倒れるかと思いました…マジで自担の演出が罪深い。

 

 

初めて聴いた時から、この曲は一癖も二癖もあるということには気づいていましたが、ここまで一つの曲について思い悩むことになるとは思いませんでした。中間淳太氏に惜しみない拍手を。

そしてまだツアーは前半戦。これから回を増すごとに、パフォーマンスにも変化が生じるんじゃないかとワクワクしてます!きっとどんどん育っていく!楽しみだ!

勝手極まりない妄想を長々と書き綴って参りましたが、ここまでご精読いただいた方、本当にありがとうございました。

では、他の方の考察を読んできます!!!